「源氏物語を楽しむ会」もなんだかんだで、94回目の開催となりました。100回記念はどうしようかな、なんて思ったりしています。
さて物語は「真木柱」の途中まで進みましたが、今回は夫の愛情が玉鬘に移ってしまい、精神的に荒廃した北の方(正妻)が子供を連れて実家に戻り、父親や母親と話す場面です。
そして今回のポイントは、北の方の娘(真木柱)が家の柱に歌を残すという、この巻のタイトルにもなったシーンでした。
実はこの奥様は式部卿宮の娘という上流階級出身の方ですが、そのような人でも夫の浮気にはカッとしてしまうのですよね。家庭内の不和は、いつの時代でも暗い影を落とします。
とはいえ、鬚黒は玉鬘にメロメロなのですが、玉鬘の方はそれほど愛情もないのです。また光源氏にしても、ほんとうは玉鬘を自分の手元に置いておきたかったのですが、鬚黒に奪われてしまい、複雑な心境です。
現代でも家庭の崩壊は悲劇ですが、平安時代でも同じだったのですね。そういう場面を紫式部は冷静な目で描いていました。
私たちの感想としては、当時の家族関係は今よりもずっと実家の親の力や影響が強かっただろう、ということでした。男性はお嫁さんの実家の財力を当てにしているのがミエミエでした。
この物語はもう少し続きます。
こちらは今回の人間関係です。Uさんがその関係図を探してきてくれましたが、かなりややこしいです。
会場のバルコニー(?)にて。
この日の装い。
「着物お譲り会」でいただいた鮮やかな水色と黄色がアクセントの藍色の帯を初めて締めてみました。
会場にて、Kさんと。

