今回の「源氏物語を楽しむ会」は23回目でした。ということは、来月で、もう2年間も続けてきたことになるのですね。我ながら驚きです。
「源氏物語」は、もう「松風」を少し残すだけとなりました。
まだコロナ禍が続いているので、会の前後には会場の机や椅子などの備品や、スイッチなどのアルコール消毒をしっかりしています。
前回▼、Sさんがタブレットを持参されていましたが、私も影響を受けてHUAWEIのタブレットを購入し、それを持参しました。
中には「青空文庫」という著作権の切れた古い本が無料で読めるアプリを入れてあります。
私たちの学習方法は、まず古文(原文)を声に出して読んでみて、その後、その現代語訳を読むという方法を取っていますが、今回は、「青空文庫」に入っている与謝野晶子の源氏物語訳を読んでみることにしました。
文字が大きくて読みやすいですね。
今までは玉上琢彌さんという方の訳を利用していましたが、両方読み比べてみると、元は同じでも随分と感じが違ってくるという印象でした。
玉上さんの訳は、いかにも「訳」という感じの文章で、一字一句訳した感じでした。
それに比べて与謝野さんの訳は、ひとつの独立した文学といった感じで、飛ばしている部分もありましたが、すらすらと読めると思いました。
それでも戦前のものですから、現代の文章とは異なります。たとえば「麗質」などという単語が使われていましたが、今は使いませんよね。ちなみに麗質とは「生まれつき美しい」という意味だそうです。
今回は、読書会の後に、ランチを一緒にすることにしました。
facebookで紹介されていた、小田急線の梅が丘駅すぐ近くにある洋食レストラン「タナカ」▼に行ってみました。
店内のインテリアも可愛い。
ハンバーグなどのお馴染み料理から、煮込み料理、ジビエ料理など本格的なメニューもありました。
私は「本日のパスタ」に「前菜・デザートセット」を追加しました。
こちらが前菜。まぐろのカルパッチョ。盛り付けも美しい。
源氏物語のことは忘れて、健康の話、夫の話、片付けの話など、身近な話題でゆっくりといただきました。
お腹いっぱいになったので、その後はブラブラとお散歩。
さすが世田谷区、豪邸が並んでいましたよ。
こんな神社もありました。
杓子稲荷といい、室町時代に創られたようです。「杓子」は、食物を掬うは救うに通じ、総ての病難・災難を払い、福徳円満、長寿開運、万福招来の象徴といういわれが書かれていました。
はい、お隣の豪徳寺駅に到着。
ガイドしてくれたKさん、ありがとうございました。
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この日の装い。
出かける前は、単衣着物を用意していたのですが、着てみたらあまりに暑くて、急遽、夏ものに変更しました。いただきものなので素材は不明ですが、しゃっきりとしていて、洗えるので重宝しています。
この日はKさんは大島紬に、オレンジ色のゾウの模様の帯を締めていらっしゃいましたが、写真を撮るのを忘れてしまいました。
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「一日一句」
たまにはね世田谷ランチ秋うらら
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