2020年12月11日金曜日

「未来の大芸術家たち」@平成建設ギャラリー

さて、世田谷線の上町駅で下車▼して、世田谷通りを10分ほど歩いたところにあるのが、平成建設の「平成記念美術館ギャラリー」▼です。この会社は名前の通り、平成元年にできた建設会社です。

こちらのギャラリーのことは、カンカンのブログ▼で知りました。その時の作品展はすでに終了していましたが、現在は「未来の大芸術家たち」という作品展が開催されています。

平成建設では、日本画、洋画、彫刻、工芸、写真、書などの各分野で活躍する人たちを応援するために「平成藝術賞」というのを創設していますが、こちらはその受賞者の作品展だそうです。

未来を担う若い人たちの作品は、昔のものにこだわりがなく、あっと驚く面白いものがありました。

私が一番目に付いたのは、こちらの作品です。白くてきれいなドレスですが、何で作られているのでしょう?


私がぼーっと眺めていると、係りの方が来て説明してくれました。
これはなんとストローで作られているのです。ストローを20本ほど束ねて、それをボールのようにして、たくさん使ってドレスに仕立てているのでした。

完成までは数時間かかったそうです。

この作品を作ったのは女性で、東京藝大で建築の勉強をされている方だとか。発想が豊かですね。

白だけでなくて、カラフルなストローもありました。とても可愛い。


私が「子どもも楽しめそうですね」と言うと、通常なら、子供向けのワークショップも開催するのだそうですが、コロナのために、展示だけになったということでした。

こちらの絵もユニークでした。なんというか不思議なニュアンスのある絵画でした。

せっかく建設会社に来たので、ショールームのお部屋も覗いてみました。


こちらでも、ストローが飾られていました。


カラフルなストローが和室とマッチしていました。楽しいですね。

この会社はインテリアに漆をうまく使っていました。こちらの応接間は壁面が漆で、とても豪華で素敵でした。


赤や黒がとても良い色になっていました。
漆はなんと縄文時代からあるのだとか。びっくりしました。

この会社では、普通は木材に組み合わせる漆を、コンクリートや鉄、布、紙などと組み合わせているそうです。とても魅力的なものになっていました。

ブラインドの使い方も素敵。先日、うちの寝室もブラインドに変えましたが、こういう使い方も参考になりますね。


細長いブラインドを数枚使っていて、和風のお部屋ともマッチしていてお洒落でした。
こういう素敵なおうちに住んでみたいものですね。

ということで、2020年の12月は、ボロ市の代わりに、世田谷の建設会社で面白い作品の鑑賞をしてきたのでした。

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「一日一句」

暖冬やひとり時間も楽しけれ



4 件のコメント:

  1. カンカン12/12/2020

    平成記念美術館にいらしたのですね。なかなか面白い企画でしたね。
    他の企画の展覧会でも2階にはよく三田村君の作品も置いてありましたが、今回はなかったようで残念です。
    居心地のいい美術館です。

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  2. カンカン、素敵なギャラリーを教えていただき、ありがとうございました。
    ギャラリーのHPによると、企画担当者はその三田村さんのご子息なんでしょうか。
    同姓でしたよ。
    若い芸術家をサポートする姿勢がよいですね。
    私の友人がその近くに住んでいますが、以前はイタリアンレストラン、その前は
    ガソリンスタンドだったそうです。
    オープン当初は古九谷焼の展示もあったとか。
    気分がよくなる空間でしたね。

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  3. カンカン12/12/2020

    おっしゃる通り、お子さんが学芸員です。
    芸大の後輩の奥様も学芸員で、とてもきめ細かい説明をしていただいて、何回か行っていますが、楽しい時間を過ごしました。職人としての大工さんが今危機的状況だそうです。日本の技術ってすごくて、釘を使わないで木をはめ込むのとかサンプルが置いてあり、体験もできて面白かった記憶があります。2階は木を使ったインテリアがディスプレイしてあり素敵ですよね。

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  4. そうでしたか、アーティストのファミリーなのですね。
    大工さんを大切にされている会社ということは感じました。
    お茶の棗などの道具を展示されているコーナーもありましたね。
    こちらのような良心的な会社が増えてほしいものですね。

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