いただきものの道行

着物を着ていると、よく人さまから「これを着てくれませんか」ということで、着物や帯をいただくことがあります。

それも直接の知り合いからではなく、「誰それさんのお母さまが着ていたもの」のように、見ず知らずの人から、巡り巡って私のところにやってくる着物などもあります。

今までも、ずいぶんといろいろなところから、着物や帯がやってきました。

今回は、高校時代の友人のそのまた友人の知り合いの方から、素敵な道行をいただきました。

こちらは、初めに、友人から送られてきた写真です。

お花の絞りがとても可愛い感じでした。

丈と裄の長さを教えてもらいました。彼女には小さいそうですが、私にはぴったりの寸法でした。

そして先日、その道行を受け取りました。

最初に写真を見たときは、グレーのように見えましたが、とてもニュアンスのある色で、薄紫と茶色を混ぜたような色でした。そして可愛い絞りがたっぷりとありました。

裏地には可愛いお人形さんがいました。

菖蒲の花かしら？

その時、着ていた黒っぽい着物の上に羽織ってみました。

身幅もぴったりでした。たまにブカブカの道行がありますが、これはすっきりと着られそう。

そしてその次に着物を着る機会があった時、羽織って出かけました。

後にも絞りがあり、可愛い。

左右の見ごろを結ぶ紐も、可愛い布でした。

たまたま家に居た夫からは「すごく目立つ」と言われましたが、着物を着ているだけで目立つので、道行が目立っても構いません。

素敵な道行が私のところに来ました。ありがとうございました。

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「一日一句」

道行を　羽織ればそこに　花開く