2021年5月13日木曜日

【次太夫堀・六郷用水 1】三沢川を歩く 1(よみうりランド~多摩川河口)

先日、着物友だちのUさんと一緒に、三沢川を歩いてみました。

三沢川は、多摩川水系の支流で、主に川崎市や稲城市を流れる一級河川です。

まずは京王線のよみうりランド駅で待ち合わせをしました。そして河口に向かって歩くことにしました。

Uさんは、この近くで生まれ育っているので、周囲の地形や施設をよくご存知で、歩きながら、風景をいろいろと教えてくれました。

このあたりは、東京都稲城市と川崎市多摩区が混在している地域です。

よみうりランド近くの矢野口橋から、多摩川河口まで、そして多摩川遊歩道を歩いてJRの稲田堤駅まで、時間にして2時間半近く、およそ14,000歩くらい歩いたでしょうか。かなり頑張りました。

地図の青い部分は、三沢川沿いです。ピンクの部分は多摩川沿いと普通の道路です。

ここに架かる橋は、全部で13ありましたが、名無しの橋もありました。

橋の名前が縦書きのものと、横書きのものが混在していたので、分けてみました。

<名称が縦書きの橋>


<名称が横書き、および名無しの橋>

それでは周囲の風景を順に追ってみます。

「よみうりランド」はコロナのために休園でした。


こちらは、よく見かける町の手すりの飾りですが、小鳥がこんなドレスを着ていましたよ。誰が作ったのでしょうね。たくさんありました。


川の上を走っているのは京王線(都営地下鉄接続)です。この下をくぐりました。


向こう側に見えるのは穴澤天神社。ここから湧き出る水はとてもおいしいのだとか。水を汲みに来る人も見えましたが、鬱蒼としていて、ちょっと怖い感じのところでした。


ここまでは稲城市でしたが、ここから川崎市の管轄になります。


川の水がキリンの首のところまで来たら、危ないということを教えています。


川の中にも道がありました。川崎の風景を描いたタイル作品が飾られていました。


こちらはJR稲田堤駅近くの新三沢橋ですが、稲城名物の梨の絵が描かれていました。


住宅街を歩いていると、美しい白い花の木がありました。
枝垂れエゴノキのようでした。


こちらのお宅にも、きれいな紫色の小花が咲いていました。


こういう古い設備を見ると、懐かしくなりますね。
水位を調節するもののようでした。


こちらはJR南武線が走っていました。
電車はいつ通過するか分からないので、写真を撮るのはなかなか難しいのです。
陸橋を通り過ぎた後に、電車が走ってくるのが見えて、焦って振り向いて写したりします。


だいぶ多摩川の河口に近づいてきました。こちらにも橋が架かっていましたが、いくら探しても名前が見つかりませんでした。


このあたりは二ヶ領(にかりょう)用水というのが作られていました。これは徳川家康の命令により、小泉次太夫という人が慶長16年(1611年)に完成させたものだそうです。すごく古いのですね。
ちなみにこの用水は、武蔵小杉あたりが始点だそうです。


こちらでおトイレを借りました。
コンビニがあると、助かりますね。


多摩川の堰に到着しました。
私はいつもは、向こう側(東京側)から眺めているのですが、今回は川崎からです。


「二ヶ領上河原堰堤」といいます。


地図で見ると、こんな感じです。
北(上側)が東京の調布市になります。


このあたりは、かつては桜の名所でした。日清戦争の勝利を記念して、250本余りの桜を植えたそうです。その景色は、古賀政男の「丘を越えて」のメロディになったとか。ただし昭和43年に、伐採されてしまったそうです。


かつてあった多摩川の渡しの記念碑です。
Uさんも、小さな舟で多摩川を渡ったことがあるそうです。


今度は京王線が鉄橋を走っているのが見えました。


ようやくJR稲田堤の駅に到着しました。


よく歩きましたね。
Uさん、お付き合いしていただき、ありがとうございました。

≪2021年5月7日≫

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この日の装い。

ちょっとお天気が怪しかったので、ポリの着物です。川をイメージした墨流しの様な模様です。


帯は数年前、八王子のバザーでワンコインで求めたもの。


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「一日一句」

 県を越え 広き川へと 初夏の路


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