このところ、川歩き、橋さがしを楽しんでいる私ですが、当初はただ単純に川の近くの道を歩いているだけでした。
お散歩は健康的だし、お金はかからないし、歩いていれば何かしら珍しい発見もあるので、コロナ禍の中、他人と接触することなく、気楽に歩いていました。
そして歩いていくうちに、橋の名前や形の面白さにも目が行くようになりました。
またいわゆる普通の川だけではなく、かつては川だったところ、用水だったところにも興味を持つようになりました。
ある時、お隣の世田谷区に住んでいる着物友達のCさんも、暗渠好きだと言うことが分かりました。
彼女も独特の方法で、古いMAPなどを参考にして、川歩き、橋さがしを楽しんでいるのでした。
こういうマイナーな趣味を、ともに楽しめることができるのは、ラッキーなことですね。
私は主に図書館の地域コーナにある資料を利用して、橋の名前や川沿いの地域の歴史などを探しています。すると、今まで何回も通っていた橋にも、ちゃんとした名前があり、その由来も分かるのでした。
そして、世田谷区にある烏山川緑道を歩いた時、Cさんから、「そのあたりには水車があったはず」という情報が入りました。
この「万葉の小径」の近くですね。
でも、なんとか水車があったことを探してみようと思い、地元の図書館に行き、世田谷区の歴史が書かれた冊子を見つけて借りてきました。これは世田ヶ谷各地域の昔がわかるものです。
おー、Cさんの言葉どおり、この道には、かつては水車があったのことが証明されたのでした。
地域の記録というのは素晴らしいものですね。
私はもちろんインターネットのお世話になっていますが、昔の資料に関しては紙媒体のものを重視したいですね。
昭和の資料、戦前の資料、江戸時代の資料、もっと以前の資料など、やはり紙で保存されているものには、貴重な資料が含まれているし、かなり長持ちすると思います。
そしてそれらをきちんと保存している図書館の役割にも敬意を払いたいものです。
とはいえ、私は昔の文字を読むことができず、古文書などは難しすぎます。
それでも何らかの資料を調べてみると、今まで気づかなかったことが発見できる、というのは非常にワクワクする嬉しいことであると気づきました。
私自身はもう若くないので、あまり無理なことはできませんが、身近にある川歩きや橋さがしから、小さな発見があればラッキーだ、と思います。
これからは日中は暑くなりますし、またコロナの心配もあるので、あまり遠出はできませんが、少しずつ範囲を広げていけたらよいなと思っています。
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一日一句
タチアオイ 昔の記憶 呼び起こす
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