2021年9月14日火曜日

もうじき敬老の日

先日、市役所から母宛に「敬老の日」の記念品が届きました。

花の種と、市内在住の画家の描いた花火の絵葉書でした。

それによると市内では75歳以上の高齢者は27,295人、100歳以上の方はなんと89人いらっしゃるそうです。

うちの母は85歳のときに、認知症がひどくなったので、近くのグループホームに入ることにしました。親切なヘルパーさんたちに囲まれて、楽しそうに生活していました。

こちらは入居したての頃の写真です。まだちゃんと歩けたし、会話もできたし、食事もきちんと食べていました。

こちらのホームでは、季節の行事には私達家族も呼ばれて、一緒に食事をしたり、ゲームをしたり、歌を歌ったりしていました。ヘルパーさんたちの隠し芸も見られて、楽しい時間を過ごしました。

もう12年くらいホームで過ごしていて、長老の部類になりました。

そんなふうに母は穏やかに生活していましたが、コロナのため、面会は禁止となり、マスク生活になり、色々な行事もすべて中止となりました。

母も97歳を過ぎ、かなり衰えてきました。マスクのせいもありますが、私の顔もだんだんと分からなくなりました。食事も流動食となり、ヘルパーさんに食べさせてもらっています。

先日、医者に母の様子を聞いた時、「会えるときに会っておいたほうが良いよ」と言われたので、いつお迎えが来るかもしれない状態です。目も耳もあまり機能していません。呼びかけると反応するくらいです。

そんな老人を、ちゃんとお世話してくださるホームの皆さまには感謝でいっぱいです。

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一日一句

目を開けぬ 母にも見せたい 秋の空


2 件のコメント:

  1. カンカン9/19/2021

    もう12年にもなるのですね。入居したてのお母様の写真は満足そうな笑みを
    浮かべて本当に良いホームに出会えたのだと思います。
    97歳なんてすごいです。静かにフェードアウトしていく命を見ているのも
    辛いですね。コロナで制約があって自由に会えない時が続いていますが、
    施設で働いている方たちも大変です。主人の親友が早期退職して介護士に
    なったのですが、なかなか会えません。

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  2. 残り少ない命なのに、身内とも会えないなんて、非情ですよね。ただし母は認知症なので、そういう感情は、もうないかもしれません。このままなんの痛みも感じずに、静かに終わっていけたらと思いますね。薄情者の娘ですが。

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