昭和の高度成長期に首都高速道路になってしまった、かつての築地川を歩く計画を立てていました。
ちょうどその時、着物友達のUさんから面白い情報が届きました。
それはこのあたりの守り神である鐵砲洲稲荷神社が、毎年5月の連休には、その高速道路のあたりでお神輿の行列をするというのです。
この神社は、隅田川近くの湊一丁目という場所にありますが、お神輿はそこから出発して築地明石町、入船、新富町を通り、京橋公園で儀式を行い、その後銀座を通り、歌舞伎座にある歌舞伎稲荷も通過するというコースでした。
お神輿は、下の地図の淡いピンク色のところを通る予定です。(濃いピンク色は私達の歩いたコースです。)
それでUさんと相談して、築地川を歩く前に、この神社の例大祭に参加してみようということになりました。
私が前回、通った新富橋まで行ってみることにしました。
集会を行う京橋公園は、新富橋近くの京橋プラザという区の施設にある公園です。
庭には、こいのぼりが泳いでいました。青空に映えてきれいでした。
一緒に橋巡りをしたUさん。
お神輿の到着まで、雅楽の演奏がありました。
その後、室町時代、江戸時代と、地域の発達にともなって、神社は何度か場所を変えました。
その後、関東大震災後の区画整理により、昭和10年に現在の場所に落ち着いたそうです。
なかなか長い歴史のある神社でした。
パンフレットから写真をお借りしました。
さすがに銀座だけあって、氏子さんたちもお店や会社が多く、旦那衆や女将さんたちが集まって、お祭りの賑わいを見せていました。
パンフレットには、歌舞伎座、新橋演舞場などの広告も入っていました。さすがに地元ですね。
私の母は、幼い頃はこの近くで育っているので、母もこのお祭りを見たかもしれません。
たまたま橋巡りのコースにあるというので、例大祭に参加してみましたが、なかなか貴重な体験ができました。氏子でもないのに参加させていただき、なにかご利益があったかもしれません。
この後は、築地川を歩きました。
予定よりもずっと遠くまで歩いてしまい、この日は1万歩くらいになりました。
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「一日一句」
春祭り 青い空には 鯉泳ぐ
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