私達の「源氏物語を楽しむ会」も49回目となりました。だいたい1ヶ月に1回開催しているので、もう5年目に入るわけですね。長く続けているだけであまり進歩もないかもしれませんが、それでも毎月、一つの物語を追いかけるというのは面白いものです。
この会に一緒に参加しているKさんは、源氏物語の作者である紫式部が暮らしていた福井県や京都市にも足を運ばれました。この会がきっかけとなり、旅行ができて、素敵ですね。
こちらは世田谷区の施設ですが、ここを会場にしています。非常に格安料金で借りられるので助かっています。
さて今回の源氏物語では、ある年の2月に開かれたお花見の場面がありました。2月ではまだ花見には早いのですが、3月は藤壺(現在の天皇の母)の命日の月なので、早めにしたのです。
そこに集まったのは、光源氏、帝(本当は光源氏の息子)、朱雀院(光源氏の腹違いの兄)、帥の宮(光源氏の弟)、夕霧(光源氏の息子)という豪華メンバーです。みんな少しずつ血が繋がっているので、それこそ光輝いていたでしょうね。
彼らはみな素晴らしい装束に身を包み、花見をしながら、昔のことを思い出して会話をするのですが、それが全部、和歌なのです。
和歌は当時の貴族の教養の一部だったのですね。
そして彼らはまた楽器が弾けないといけませんでした。それぞれ琵琶、琴、笛などの名手でした。
また文字も美しく書けないと恋も成就しないし、漢文の読み書きも必須でした。
貴族の対面を保つためには、いろいろと大変だったのですね。
*******
残暑厳しき折ゆえ、着物は着ませんでしたが、浴衣をリメイクしたシャツを着てみました。
*******
「一日一句」
月イチで 古典に親しむ 残暑かな
0 件のコメント:
コメントを投稿
最近、匿名さんからのコメントが多くなってきました。確認の設定をいたしましたので、ご協力よろしくお願いいたします。
「私はロボットではありません」にチエックを入れてください。
また、スマホでご覧の方は、「ウェブバージョンに表示」とすると、コメントを入力できるような仕組みになっています。by としちゃん