日比谷の出光美術館で、琳派の絵画展を見てきました。
この展示は2部になっていて、1部はすでに終了しまいましたが、「若冲と江戸絵画」というものでした。
私が見たのは「京都画壇と江戸琳派」。
入り口のこちらの屏風だけは、写真撮影OKでしたが、照明が暗くて、うまく写せません。
2部に展示されている丸山応挙の「虎図」を見たかったのです。すごく可愛い。目がキラキラしていて、まるで漫画のようでした。
応挙は享保18年(1733年)生まれ、寛政7年(1795年)に亡くなっています。吉宗の時代ですね。丹波国の農家の次男として生まれたそうです。その後、京都へ出て絵画の修行をしました。その後、西洋画の遠近法を応用して立体的な絵画を描くようになったそうです。
そして豪商三井家などのパトロンを得ました。
応挙にはたくさんの弟子がいて、彼らの絵画も見事でした。
そして江戸琳派では、酒井抱一、鈴木其一などの美しい草花の絵画もたくさんありました。
とくに酒井抱一の描くブルーの朝顔が鮮やかでした。
彼は宝暦11年(1761年)、姫路藩主の孫として神田で生まれ、文政11年(1829年)に亡くなっています。文化人と交流をして、俳人としても有名です。37歳の時に出家をしましたが、多くの工芸品を生みました。
だいぶ前ですが、市民講座で日本絵画を学んだ時、その時の講師が出光美術館の学芸員の方でした。とても情熱的に教えていただき、わかり易い解説で、それ以来、出光美術館のファンになりました。
出光美術館ではコロナ以前は、会場の隅にはお茶のコーナーがあり、ほっとできる場所でしたが、今は撤去されていて残念でした。
残念といえば、この日は薄曇りだったので、目の前のお堀や皇居もぼんやりとしか見えませんでした。
その代わり、ブラブラと歩いて、日比谷シャンテに行ってみました。以前はこちらの着物屋さんによくお邪魔していました。
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