2023年3月9日木曜日

【二ヶ領用水17】武蔵中原〜武蔵小杉 橋めぐり

昨日のブログは、桃の花見となりました。

今日は本来の目的に沿って、二ヶ領用水に架かる橋についてです。

最初のスタートは大ヶ谷都橋。ここは府中街道と国道466号が交差する地点です。


桃の花はこのあたりからスタートしていました。

次は無名橋。


次は「宮内6号橋」。2月にも通ったところです。


次は「宮内5号橋」。以前は枯れ草だけでしたが、今回は桃の花がきれいに咲いていました。


「宮内4号橋」。

「宮内3号橋」。


この近くにあるスーパーライフ。またトイレを使わせてもらいました。 


「上家内橋」。

ここが前回の終点でした。かなりダブってしまいました。


「家内(かない)橋」。
家内というのは、 江戸の慶長年間に、この橋のたもとで金井杢之助という人が、一族もろとも処刑される事件が起きたそうです。村人はこの橋を、金井の妻を忍び、「家内橋」と呼ぶようになったとか。

「金井橋」のほうが良いのではないかとも思いましたが。


欄干には可愛い鳥が飛んでいました。


足元には「二ヶ領用水」の文字盤がありました。

次はまた無名橋。


無名橋でも桃の花がとても綺麗でした。


次は「薬師橋」。


桃の花とミモザの花が並んで咲いていて、とてもきれいでした。


次は無名橋。スーパーマーケットへの入り口のような橋でした。

白い桃の花とピンクの桃の花。


こちらは「白田橋」。


こちらの通りの右手角に、泉沢寺が見えています。


次は「神地橋」。中原街道の交差点にありました。


ここからちょっと川から離れて泉沢寺へ行ってみることにしました。
このお寺は、戦国時代の豪族・吉良氏の菩提所でした。当初は世田谷区烏山あたりにあったのですが、お寺が焼失してしまい、その後、1550年に川崎に移転したものです。


そしてここで門前市を開き、この地域は栄えたそうです。門前市は夏に開かれました。冬の世田谷ボロ市と並び、広く知られていたそうです。

この地域は江戸と相模方面を結ぶところにあり、多摩川も近いので交通の要所でした。

また泉沢寺にはいろいろな文化財があり、川崎市重要歴史記念物にも指定されているそうです。

徳川5代将軍綱吉の霊廟に祀られていた仏像も所蔵されているそうです。


お寺には日露戦争の大きな記念碑もありました。

ここでちょっと思案しました。というのはここから少し歩いたところには小杉陣屋や妙泉寺というお寺があり、そこは小泉次大夫が建てたお寺です。ただしそこへ行くと、川から外れてしまいます。どうしようかと悩みましたが、今回は泉沢寺だけにして、用水に戻りました。

「上小田中三号橋」。


「上小田中二号橋」。


「上小田中一号橋」。


このあたりは、用水のすぐ近くにまで降りられるようになっていました。


「今井上町緑道」というのだそうです。

お次は「松尾橋」。


気持ちの良い小道が続きます。老人たちがお弁当を広げてランチの用意をしていました。


菜の花がきれい。


次は「山王橋」。


次は「今井上橋」。


武蔵小杉の駅に近づいて来ました。

駅の近くに名無し橋がありましたが、駐輪場になっていました。

次は「今井仲橋」。


さてここからは付録です。

今まで二ヶ領用水を歩いてきましたが、ここで渋川という川に別れます。
そこにある水門です。


近くには「小杉町1号橋」がありました。


かつてはここに水車があったのでしょう。今でこそ住宅や工業地帯となっていますが、江戸時代には水車を回して製粉を行っていたそうです。

今は使用されていない水車の塔(?)と、高層マンション。


ここから渋川沿いを少し歩くと、大きなお寺がありました。大乗寺です。周囲のマンションに比べると小さく見えますね。

また二ヶ領用水に戻り、今度は中原区役所へ。中原区ができて50周年だそうです。川崎市には意外と昔から区があったのですね。


こちらでは川崎フロンターレを応援しているようでした。


ということで最終地点はJR武蔵小杉駅。


小腹がすいたので、駅にあるベーグル屋さんで休憩しました。ベーグルにはクリームとはちみつ、ナッツが挟まっていて美味しかったです。

この日のルート。

この日、通過した橋。

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「一日一句」

川崎で 大きく栄えた 吉良の寺(季語なし)



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