もう10日ほど前の出来事になってしまいました。ちょっと記憶が曖昧になってきましたが、とりあえず鎌倉の滑川歩きの報告です。
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鎌倉の山の中で、ホトトギスの声を聞きながら糀について学び、味噌を仕込み、美味しいランチをいただいた後は、さあ自分一人の滑川歩きタイムとなりました。
滑川は鎌倉の由比ヶ浜と材木座の間に注ぐ川です。全長5キロほどの二級河川です。
2022年3月には、初屋さんの着物イベントにかこつけて、河口あたりや鎌倉駅周辺の滑川を散策しました。
今回は、源流から河口までのちょうど中間あたり位置から出発でした。この日はほぼ快晴。気持ちの良い午後でした。
糀専門カフェを後にして、まずはバス停の近くにある「西泉水橋」まで戻りました。
昭和37年に架けられた橋のようです。かなり古いですね。
行きはここまでバスで来ましたが、帰りは滑川に沿って歩いて鎌倉駅まで戻ることにしました。
少し歩くと、キリスト教会の建物が見えました。
橋の名前の由来は、鎌倉時代の武士で、公正な裁判を行ったという青砥藤綱という人にちなんでいるそうです。近くにその人の石碑があるそうですが、気づきませんでした。
ここから落ちたら助からないのでは、と思うような川でした。
周辺はなかなかよい雰囲気のところでした。桜の季節には多くの人が訪れるのでしょう。
外国人観光客も多かったですね。
「華の橋」
なかなかステキな名前の橋です。
「昭和11年」ということは、今から87年くらい前に架けられた橋でしょうか。
「廣瀬橋」でした。
浄明寺という住所のところに架かっていました。
「犬懸橋」
川が急に曲がっているところがありました。そこに架かっていたのが、「犬懸(いぬかけ)橋」です。
近くには、犬懸上杉家という屋敷があったそうです。
秋の紅葉が見事なところだそうですが、初夏の新緑も美しい場所でした。
このあたりから川のすぐ際には道がなかったので、川から離れ、山里のようなところを歩きました。鳥のさえずりが聞こえて気持ちよかったです。
川筋を追っていると、ときどき、こういう事が起こるのです。
犬懸橋からぐるりと回ってきたわけですね。
「大御堂橋」
源頼朝が父の源義朝の報恩のために建てた「勝長寿院(大御堂)」があったと言われる場所だそうです。
このあたりは「雪ノ下」という住所です。
このような風景があちこちで見られました。
このあたりから、周囲はかなり現代的な風景になってきました。
「関所橋」
この橋はかなり小さくて、見過ごしてしまうような橋でした。
このあたりから滑川は、道路から離れてしまいました。
しばらくはほとんど人通りのない道を歩きましたが、そのうち閑静な住宅街になりました。大きな立派なお家が多く建っていました。
京都の白川を歩いた時にも感じましたが、歴史のある町はどこかゆとりがありますね。
そして鶴ヶ岡八幡宮の側に出ました。
観光客が多く、今まで山の中(というほどではありませんが)を歩いてきたので、なんだか自分が異邦人になったような気分がしました。
後はもう、人だらけの鎌倉です。
みんな買い物や、食べ歩きに夢中になっているようでした。
山の中から出てきたので、ちょっと面食らいました。
昨年の大河ドラマは鎌倉が舞台となった「鎌倉殿の13人」でしたが、彼らが今の鎌倉を見たらどんな感想を持ったでしょうね。
下の地図の内、水色の部分は滑川に沿って歩いたところ、緑色の部分は観光ルートの鎌倉です。
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「一日一句」
もののふの 山から聞こえる 川の音
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