2023年7月7日金曜日

「きものファン・ファン」初公開でした

2023年4月下旬、足首を骨折。外出が思うようにできなくなった私は、代わりに家の中の整理整頓を始めました。その結果、あまり着なくなったり、ちょっと飽きてしまった着物や帯がたくさん出てきて、ちょっと悩むこととなりました。

着物友だちと相談した結果、6月に地元の文化会館の和室を借りて、賛同してくれた4人で着物のコーディネートとお譲りをする会をしてみました。

「きものファン・ファン」と名付けました。

その結果、私は不要になった着物を手放すことができ、また私の着物を気に入ってくれた友人のコーディネートも楽しむこともできました。

この会をもう少しオープンにしてやってみようということになり、facebookやこのブログで呼びかけたところ、10人の方が集まってくださり、楽しい時間を過ごすことができました。

まずは部屋にテーブルを置き、そこに着物、帯、小物を並べました。

こちらは着物コーナー。今回は夏物や浴衣が多く持ち込まれました。


こちらは帯と小物コーナーです。

受付を用意して、来場者にはシールに名前を書いていただき、胸に貼ってもらうことにしました。お名前が分かると、親しみも湧きますよね。とくに「◯◯さんから頂いた着物」などと分かったほうが良いと思い、やってみました。

みなさんが集まったところで、開会の宣言(?)をして、自由に着物や帯を手にとっていただきました。

普通の着物お譲り会はここで終わりますが、わたしたちはコーディネートの楽しみも味わいたいと思い、帯を変えてみたり、帯締めを変えてみたりして、その変化も目で見ていただくことにしました。

下の2枚の写真は同じ着物を着ていますが、モデルさんも違い、帯も違います。すると全体の雰囲気も変わってくるのでした。

大胆な半幅帯と組合せたところ。


ちょっとおしゃれな名古屋帯と組合せたところ。

こういう変化を楽しめるのが、着物のたのしみですね。

そして体型の違いや、好みの違いがあっても、どの着物も「この人ならぴったり」というところに落ち着くのが不思議でした。

着る方それぞれのタイプと、着物や帯のタイプがマッチすると、ほんとうにお洒落になるものです。

しっとりとした奥様風の上品な一つ紋の着物と帯。

派手な浴衣も、個性的に着こなしていただきました。


濃紺のレース着物は、同系色の帯との組合せるとオシャレに。

こちらは私が提供した格子柄の着物ですが、気に入って選んでくれました。帯揚げや帯締めも私のものでしたが、この着物とは組合せたことはなかったのに、ぴったりと合いました。うーん、この手があったか、と思いましたね。

こちらも私が持参した浴衣と羽織です。体型が同じくらいの方でしたので、ぴったり。これからも活躍してくれると思います。


帯結びがうまく行かなかったときなどは、羽織があると便利です。浴衣の上に羽織れば、電車にも安心して乗れますね。

ティータイムも設けました。着物談義、肌着談義、帯揚げの上手な結び方など、着物好きには楽しいおしゃべりタイムとなりました。

とくに今回は着付師さん(のたまごさんも)が数名参加してくださったので、着姿がきちんとなり、とても良かったと思いました。

その後、もう一度、着物や帯を見直していただき、品物はほぼ落ち着くところに落ち着きました。

参加された皆様、暑い所、足をお運びいただきましてありがとうございました。

秋頃には、こんどは袷着物を中心にして、またこのような会を開催したいと思います。

どうぞお気軽にご参加下さい。

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この日の装い。

叔母が着ていた昭和の麻の着物。

たぶん50年ほど経っていると思います。柔らかく着やすくなりました。


帯は数年前に購入した麻の帯。かなり長くて、ちょっと苦労しました。

自作の帯締めは、青と黄色のウクライナ・カラーです。

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「一日一句」

浴衣、帯 どなたの元へ お嫁入り

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