2023年4月下旬、足首を骨折。外出が思うようにできなくなった私は、代わりに家の中の整理整頓を始めました。その結果、あまり着なくなったり、ちょっと飽きてしまった着物や帯がたくさん出てきて、ちょっと悩むこととなりました。
着物友だちと相談した結果、6月に地元の文化会館の和室を借りて、賛同してくれた4人で着物のコーディネートとお譲りをする会をしてみました。
「きものファン・ファン」と名付けました。
その結果、私は不要になった着物を手放すことができ、また私の着物を気に入ってくれた友人のコーディネートも楽しむこともできました。
この会をもう少しオープンにしてやってみようということになり、facebookやこのブログで呼びかけたところ、10人の方が集まってくださり、楽しい時間を過ごすことができました。
まずは部屋にテーブルを置き、そこに着物、帯、小物を並べました。
こちらは着物コーナー。今回は夏物や浴衣が多く持ち込まれました。
受付を用意して、来場者にはシールに名前を書いていただき、胸に貼ってもらうことにしました。お名前が分かると、親しみも湧きますよね。とくに「◯◯さんから頂いた着物」などと分かったほうが良いと思い、やってみました。
みなさんが集まったところで、開会の宣言(?)をして、自由に着物や帯を手にとっていただきました。
普通の着物お譲り会はここで終わりますが、わたしたちはコーディネートの楽しみも味わいたいと思い、帯を変えてみたり、帯締めを変えてみたりして、その変化も目で見ていただくことにしました。
下の2枚の写真は同じ着物を着ていますが、モデルさんも違い、帯も違います。すると全体の雰囲気も変わってくるのでした。
大胆な半幅帯と組合せたところ。
こういう変化を楽しめるのが、着物のたのしみですね。
そして体型の違いや、好みの違いがあっても、どの着物も「この人ならぴったり」というところに落ち着くのが不思議でした。
着る方それぞれのタイプと、着物や帯のタイプがマッチすると、ほんとうにお洒落になるものです。
しっとりとした奥様風の上品な一つ紋の着物と帯。
派手な浴衣も、個性的に着こなしていただきました。
こちらは私が提供した格子柄の着物ですが、気に入って選んでくれました。帯揚げや帯締めも私のものでしたが、この着物とは組合せたことはなかったのに、ぴったりと合いました。うーん、この手があったか、と思いましたね。
こちらも私が持参した浴衣と羽織です。体型が同じくらいの方でしたので、ぴったり。これからも活躍してくれると思います。
ティータイムも設けました。着物談義、肌着談義、帯揚げの上手な結び方など、着物好きには楽しいおしゃべりタイムとなりました。
とくに今回は着付師さん(のたまごさんも)が数名参加してくださったので、着姿がきちんとなり、とても良かったと思いました。
その後、もう一度、着物や帯を見直していただき、品物はほぼ落ち着くところに落ち着きました。
参加された皆様、暑い所、足をお運びいただきましてありがとうございました。
秋頃には、こんどは袷着物を中心にして、またこのような会を開催したいと思います。
どうぞお気軽にご参加下さい。
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この日の装い。
叔母が着ていた昭和の麻の着物。
たぶん50年ほど経っていると思います。柔らかく着やすくなりました。
自作の帯締めは、青と黄色のウクライナ・カラーです。
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「一日一句」
浴衣、帯 どなたの元へ お嫁入り
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