2023年11月27日月曜日

【次太夫堀・六郷用水 15】今度は南堀へ

前回の六郷用水は、南北引き分け地点から《北堀》を通って蒲田まで歩きました。

今回は南北引き分けから《南堀》を歩くことにしました。こちらのルートは、東急多摩川線沿いなので、歩き疲れたら近くの駅から電車に乗ってしまおう、と考えていたのですが、結果は最後まで歩き通すことができました。

私も体力が付いてきたかな。

スタートは、東急多摩川線の下丸子駅です。


この路線は何回も利用したので、ようやく路線図が頭に入ってきました。

こちらは大田区立千鳥児童館。


南北引き分け地点では、前回見落としてしまった足元にある案内図を確認しました。

こちらは、前回、写した写真です。

そしてマンションの手前の右手の道を進みました。

ここの細長い緑の木々の部分は、千鳥緑地児童公園と名づけられていました。


その先は、こんな感じのところでした。


お決まりの案内板がありました。


「割場の堰」です。


こんなふうに、むしろなどで覆って、堰止めにしていたようです。

この辺りは、環状8号線のすぐ脇の道を歩きました。


住所は環八を境にして、千鳥と矢口のところでした。


千鳥3丁目児童公園を通過。


お決まりのポールが、またありました。


こんなふうに植え込みも整備されていました。下の木はつつじだろうと思います。


しばらく歩くと、右手に賑やかな商店街が見えました。武蔵新田の駅近くでした。私は「むさししんでん」だと思っていましたが、正しくは「むさしにった」なのでした。


しばらく歩くと、「工事の開始」の石碑がありました。


次は「耕田橋の堰」の説明です。
あちこちに案内があるので、地元の人も、六郷用水への理解が深まりますね。


この辺りは、用水が最も必要とされる引水シーズンは、5月から8月中旬までで、この時期には木杭が仮設されて、終了すると抜かれる堰が作られたそうです。

だんだんと緑道の雰囲気はなくなりました。

中央に見える三角錐のビルには驚きました。へなへなしそうですね。


環状8号線と、第二京浜が交差していて、横断するのもヒヤヒヤでした。


交差点の角には、大きなゴルフ専門店。


ようやく太い道路を渡ると、またも大きなポールが立っていました。
良い目印です。これがあると安心しますね。

道を間違えたかと思いましたが、このポールがあったので、一安心。

東矢口2丁目児童公園を通過。


次は測量・杭打ちの案内です。
六郷用水と二ヶ領用水を交互に測量した、と書かれていました。測量は夜間に日を灯して木に登り、その明かりで行ったそうです。


このあたりに来ると、用水の面影はまるでありませんね。


ごく普通の道路が淡々と続きました。
この道で良いのかと、不安になりました。

グーグルマップと、郷土博物館でいただいた六郷用水の地図を見比べて歩きました。

ようやく矢口渡駅近くになり、ほっとしました。緑地公園だったかな。

ポールも見えて、一安心。

広場のようになっていました。

踏切で電車が通るのを待ちました。


東急多摩川線の蒲田行き電車です。
最近、この電車にはお世話になっています。

また普通の道を歩きました。このあたりは道幅が狭く、用水の名残を感じたところです。

しばらく歩くと、児童公園があり、その上はなんと斎場がありました。


電車がすぐ近くを走っていました。
その手前の緑の植込み部分は、用水跡かもしれません。

案内板を見ると、もう蒲田駅はすぐ近くです。


広い西蒲田公園。


眼の前のビルには、なんと観覧車がありました。ちゃんと動いていましたよ。


左手の高架下は自転車駐輪場。

ようやく蒲田駅につきました。

この日のルートです。10000歩にはなりませんでした。

前回の北堀ルート(紫色)に今回の南堀ルート(オレンジ色)を追加してみました。


実際の六郷用水は、もっと広範囲に広がっていますが、主なルートだけ辿ってみました。
このあたり、かつては水田や畑が広がっていたとは、まるで思えない地域でした。

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「一日一句」
冬近し 昔は田んぼ いま環八


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