今日のひと橋は、新橋です。
と言っても、「汽笛一声新橋を〜」の新橋ステーションではありません。
かつて汐留川というところにかかっていた「新橋」です。
実は、先日、新宿御苑に行った時、「しんはし」と書かれた古びた橋らしきものが、放置状態になっていたのです。こちらです。
まさか、あの新橋ではないだろう、と思っていましたが、暗渠友達のCさんから「あれはかつて新橋にあったもの」ということを教えてもらいました。
かつては、今の銀座あたりには、多くの川が流れていて、たくさんの橋がありました。たとえば数寄屋橋なども実在していた橋です。
そこで、今回は新宿御苑の片割れとなる新橋を探しに行きました。
実は新橋には都営浅草線が走っていて、シルバーパスを利用できる路線であるということが分かりました。私は大門までは都営大江戸線に乗り、そこで都営浅草線に乗り換えて新橋に行く、という安上がりな方法を見つけました。通常よりも300円ほど安くなりそうです。
都営地下鉄の中は、機関車トーマスだらけでした。
こういうケチなやり方をして、新橋駅に立ち降りました。
そして銀座8丁目の交差点を目指して歩きました。
まずは土橋まで行きました。ここもかつては、橋があったでしょうね。
見つけました!
高速道路の下に、新橋は佇んでいました。
記念碑も立っていました。
そこにはこのように書かれていました。
「新橋親柱は、かつて新橋と銀座の間を流れていた汐留川に架けられていた橋で、昭和38年(1963)、川の埋め立て工事とともになくなりました。保存する新橋親柱は、大正14年(1925)に、長さ20メートル、幅17メートルの鉄筋コンクリートで作られた橋の一部です。地域名の由来を今に残す貴重な遺構です。
平成30年(2018)1月15日
港区文化財総合目録登録 港区教育委員会」
こちらは英語バージョン。
今では隣はドンキになっていました。上は高速道路です。
ということで新橋を確認して、その後は銀座3丁目まで歩きました。
「今昔きもの大市」というイベントに行くためです。
断捨離の最中なのに、安くて可愛いものがあると、つい買ってしまうのが悪いクセ。
こちらは「壱の蔵」の名古屋帯。千円でした。ぎっしりと織られていて、手触りも良い。
青や藍色の着物に合わせたいですね。
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この日の装い。
先日、世田谷ボロ市で見つけた大島紬。ピンクベージュです。
ただし、帯締めの選択が難しいですね。今回の帯締めは自作ではありません。
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「一日一句」
楽しみは 橋も着物も 年の暮れ
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