「源氏物語」は、今回から新しい巻に入りました。
「蛍」の巻です。
年度も新しくなり、またテキストも新しくなっての読書会でした。
とはいえ、相変わらず最初はおしゃべりで始まります。とくに現在は大河ドラマ「光る君へ」が放送中なので、あれこれとツッコミをいれてのおしゃべりが多くなりますね。
さて、今回の登場人物ですが、ヒロインは、光源氏の元の彼女が生んだ娘である美しい玉鬘です。
そして男性は、光源氏の義理の弟である兵部卿宮です。
彼は性格もよく恋文の中身もよく、そして当然、血筋も正しいので、合格点をあげられる男性です。
光源氏は玉鬘に「きちんとお返事を差し上げなさい」などどサジェスチョンしたりします。
その彼がある晩、玉鬘のもとにやってきます。
するとそこに隠れていた光源氏は、手にしていた布を投げたのです。そこから蛍が飛び出し、玉鬘のシルエットが美しく映し出されたのでした。
これを見て、兵部卿宮はどんなに喜んだことでしょう。
このことから、彼は蛍兵部卿宮と呼ばれるようになりました。
当時は夜は真っ暗だったことでしょう。蛍の効果もバッチリでしたね。
ちなみに、これは光源氏だけのアイディアではなく、伊勢物語の中でもホタルを使った演出はあったようです。
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この日、Uさんは黒に三枡柄の大島紬、茶色い丸模様の帯でした。モダンですね。
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