今回の「源氏物語を楽しむ会」は、ゴールデンウィーク最終日の5月6日の振替休日に行いました。
世間が休み中だったせいか、電車はがら空き。ゆったりと座席に座って、会場がある下高井戸駅まで行くことができました。
ただしこの日は朝から雨が降り、ひんやりとしていました。なんでも3月並みの気温だったそうです。
またこれまで会場では世田谷区のWi-Fiがそのまま利用できたのですが、今年度からは受付に申し出て、あれこれ書類に記入してルーターを受け取るいうシステムに変更されました。
こちらがそのルーターです。
つまり会場で学習や会議などで利用する人だけに貸し出す、というスタイルになったわけですね。
使用目的まで記入しなくてはならないのです。「画像閲覧」とか「古語の検索」とか書くのですが、ちょっと時代に逆らっているような感じですね。
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さて、今回の源氏物語の内容は、『行幸』の途中からです。光源氏が玉鬘の裳着を急ぎ、実父(内大臣)の母親である「大宮」を見舞いに行く場面です。
この大宮は年取った女性という設定で、病気がち。脇息に寄りかかって、弱々しそうでした。息子は仕事が忙しいのか、あまり寄りつきません。したがって彼女の関心は孫のことばかりでした。
息子の内大臣は光源氏と同年代なので、たぶん37歳か38歳くらいです。ということは大宮は15歳くらいで子供を産んだとすると、その時は53歳くらいでしょうか。もし20歳で産んだとしても60歳手前です。
その割にはあまりにも弱々しく、年老いた存在でした。現代の50歳代とは比べものになりませんが、死がすぐそこまで近づいているような感じがしました。
という場面を原文と訳文で読みました。今回は与謝野晶子さんの訳も利用しました。
さて「源氏物語」の時間が終わり、部屋の外へ出ると雨足は強くなり、ひんやりした空気が漂ってきました。コートを着ていましたが、寒かったですね。
そこで何か暖かい食べ物をいただきましょうということになり、下高井戸の町を探しましたが、連休最終日のせいか、お店はほとんど閉まっていました。
下高井戸は京王電鉄と東急電鉄が交差する駅で、杉並区と世田谷区の二つの区の接点になります。現在の駅周辺は将来の発展のためにまち作りの発展段階にあります。
そんな駅前でようやく見つけたのが、昔ながらの喫茶店。「コロラド」です。
Googleマップで見ると、ほんとうに駅前です。
レトロな雰囲気が漂っていて、地域の人に愛されているようなお店でした。
私はドリアをいただきました。チキンとキノコが入っていて、身体が温まりました。
さて、この寒い雨、早く止んでもらいたいですね。
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