さて暑い暑い名古屋の夏旅の続きです。
大須観音の骨董市を後にして、地下鉄と名鉄を乗り継いで、名古屋の南東に位置する有松というところに行きました。
有松は、浴衣でよく見かける「有松絞り」で有名なところです。
おなかが空いてきたので、ネットで下調べをしていた釜焼きパン屋さんを探しました。
ありました、絞りの問屋さんのおうちだった神半邸という古いおうちを改造したパン屋さん「ダーシェンカ」▼です。パン好きの人にはすごく人気のあるお店だそうです。
ここはこだわりのあるパン作りをしているところで、国内産の小麦だけを使って、大きな石窯でじっくりと焼き上げているそうです。
お店で焼かれたパンを買うと、お蔵のあるこのお庭で食べられるのです。
私が選んだのは枝豆のパンと、シナモン入りのパン。
それにトマトとリンゴの入ったガスパチョ・スープを付けました。
のんびりとお食事をした後は、暑い暑い町を歩きました。
この辺りは江戸時代は東海道の宿場町だったのですが、お伊勢参りをする旅人達のために絞りの手ぬぐいを作って売ったというのが、有松絞りの始まりだったそうです。
広重の描いた有松の絵です。
こちらが有松絞りを最初に考案したという竹田庄九郎さんの石碑です。
400年前の家並みが美しいところでした。
白壁がきれいですね。
土蔵には何が入っていたのでしょうか。
最初に行ったところは「有松・鳴海絞会館」
絞りには100種類以上あるそうですが、どれもこれも時間と手間のかかるものばかり。
三浦絞り、竜巻絞り、柳絞り、有名な雪花絞りなど数えきれないほどのデザインがありました。
絞りを作るには、まずは型を作り、そこに穴をパンチのようなもので開けて、その型を白い反物の上に置きます。
そして青花を塗って、その場所を糸で括ります。
そして染めて、洗って、最後に糸を抜くと、見事な絞りが出来上がります。
この糸を抜くときが一番緊張するのだそうですが、それだけでも数時間以上かかるそうです。
ここでは絞りの実演をしていましたが、もう、すごいという言葉しかでませんでした。
下の写真のにょろにょろしたものも、絞りの制作途中です。
昔は絞りは浴衣の反物がほとんどだったようですが、最近ではTシャツ、ネクタイ、子供用甚平、バッグなど様々な製品が作られていました。
私は孫のよだれ拭きようにミニタオルを買いました。
古い浴衣のポスターがありましたが、小暮美千代さんと有馬稲子さんでしょうか。
昭和を感じさせますね。
この後はすぐ近くにある「有松山車会館」というところに行きましたが、この続きはまたね。
絞りは高価なイメージがありますが、手間暇がかかるのだから、当然化もしれませんね。
返信削除私は、名古屋に行ったことがないんです。それほど遠くないところに住んでいたんですけどね。
大阪ほどではないけど、なんか濃い感じがしますね。食べ物も、味噌カツとか、味噌うどんとか。
パン屋さんは、洒落てますね。
マサさん、浜松から名古屋まではあっという間ですね。浜名湖が見えたと思ったらもうすぐ愛知県ですものね。
返信削除大阪も暑そうだけれど、名古屋はほんとに暑かったわ。
私はワンコインで買った絞りの浴衣があるんだけれど、手間暇かけて作ったのが500円じゃちょっと可哀想だわ。せいぜい、たくさん着てあげましょう。