2013年1月28日月曜日

え、衿がない着物!

先日、吉祥寺まで現代美術を見に行ったとき▼、こういうように一人で気ままに出かけるときは、あまり人の目を気にしないで好きな着物で出かけます。
(誰かと一緒の時はある程度、相手に気を使って選びます。)

それで世田谷のボロ市で買った紬を出して着てみたのですが、なんかおかしいのですよ。


よく見たら、なんと衿がなかったのです!

衿といっても普通の長い衿はあるのですが、その上にかかっている「かけ衿」が付いていないの。

何とも間抜けな感じでした。

胸のあたりがスカスカするみたい。
横に一本切り替えがあるのとないのとでは、こんなに印象が違うのかという感じでした。

地味色の割には模様が可愛らしかったし、未着用の着物だったし、他の部分はなんともなかったので、2000円なら安いと思って買ったのですが、こういうわけだったのね・・・。

いっそのこと、黒繻子のかけ衿でもつけてしまうか?

でも上にコートを羽織れば分からないか、と着替えずにそのまま出かけました。

帯はさとさんにいただいたウールの裏なしの帯。
この帯、たれ先と手先が5センチくらいフリンジになっていて、すごく可愛いのですよ。

帯揚げは自分で染め直したものです。

それにしても、こんな着物は見たことがなかったのですが、どうして衿がないんでしょうね?
布が足りなかった?
あるいは単につけるのを忘れただけ?

なんとも不可思議な体験でした。





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