今年で着物生活も5年目となり、今年は身分不相応な着物や帯を誂えたり、高級な呉服屋さんにもオドオドすることなく足を入れたりするようになりました。
これって安物自慢のとしちゃんらしくないかも?
振り返ってみれば、私の着物生活のスタートは、いろいろな方からの頂きもの着物だったり、骨董市での古い着物や、リサイクル着物屋さんで求めたものだったはず。
洋服ではサイズが合わないので着物にして、また外反母趾で靴がダメなので草履にしていたわけですが、そういう初心を忘れてはいけない、と思い出しました。
それで、昨日は初心に帰って、世田谷のボロ市で買った派手な古い着物と帯で、きもの倶楽部にお出かけしました。
会場は、東京と川崎の境辺りにある古民家を利用した「ギャラリーゆう」▼です。
この日は、「ゆう」が当分、お休みになるというので、そのお別れのため、玄関にはこんなにたくさんの靴や草履がありました。
お部屋の中は、ランチをしたり、おしゃべりをする人で満員でした。
さて、きもの倶楽部ですが、みなさん、自由に着物を着て参加。
この日も、木綿着物、銘仙、ウールのアンサンブルなど、色とりどりでした。
また雨降りだったので、洋服で参加の方もいらっしゃいました。
各自、好きな飲み物を頼んで、お茶会をします。
この日のおやつはお汁粉でした。
お餅も入っておいしかったわ。
今回は、まだ着物はお持ちでなく、これから着てみたいという方も参加されました。
着物の寸法のことや、着方や、どこへ着て行ったらよいかなど、いろいろな疑問をお持ちで、みんなでアレコレとアドバイスをすることになりました。
着物は本を読んだり、着付け教室に行っても、なかなか分からないことがあるので、先輩に気軽に尋ねるのが一番ですね。
またきもの倶楽部の部長ことMさんが、「着物を着ていてビリッとしてしまった事件」をご披露されて、みんな興味津々に聞いていました。
そんな皆さんで集合写真です。
「ギャラリーゆう」は冬はお休みして、また春になると再開されるとか。
それまで、待っていましょうね。
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この日の装い。
初心に戻って、骨董市で求めた着物と帯です。
世田谷ボロ市で1000円だった縮緬の着物。
でも寸法がドンピシャでした。
生地に適度な厚みがあり、身体にすんなりとなじみます。
緑、ピンク、金色などカラフルな模様の着物です。
あまりに派手なので、これまで外に着ていったことがありませんでした。
普段はこういう派手な着物は着ませんが、着物好きな人の自由な集まりだったので、気兼ねせずに着ることができました。
こういう場があると、着付けの練習にもなって、いいですね。
帯もボロ市で1000円。
あまりに長さが短かくて、柄がうまく出ないので、胴体の部分とお太鼓の部分を切り離し、手先に黒い別の布を足して工夫した帯です。
ということで、私も初心に戻って、着物の楽しさを味わったのでした。
きもの倶楽部の皆様、ありがとうございました。