ここは以前、通りかかったことはありましたが、中に入ったのは初めてでした。
とても広い敷地のお寺でした。
ここは尾形光琳の菩提寺として有名なところです。
ちなみに今年の6月2日は尾形光琳の300回忌の命日に当たるそうで、大きな法事が営まれることと思います。
境内には貴人を迎えるためというお庭がありました。
白い砂が敷き詰められていてとてもきれいなお庭でした。
「龍華飛翔の庭」(別名:四海唱導の庭)です。
こちらは別のお庭ですが、くねくねとした松が目立っていました。
「曲水の庭」というそうです。
これは光琳が作ったわけではなく、光琳の屏風絵を元にして作られたお庭だそうです。
たしかに光琳の描く樹木のイメージが伝わってきました。
別の角度から見たところです。
庭の奥に「宝物殿」がありました。
ここには光琳が描いたという「寿老松竹梅三幅対」がありましたが、どことなくほんわかとした絵で、光琳のキラキラしたイメージとはちょっと違って意外でした。
こちらは「京の冬の旅」のポスターですが、この妙見寺が写っていますね。
お寺の扉に飾られていたところを写しました。
梅と松がよい対照になっていますが、合成かしら?
このお寺でもボランティアのガイド役の方がたくさん、いらっしゃいました。
ガイドさんのお話の中で面白かったのは、このお寺を開いたという日像さんという方のお話でした。
この人は千葉県松戸の出身だそうですが、13歳の時に、病床の日蓮から、「おまえは京都に行って日蓮宗の寺を開け」と言われたそうで、きっと幼少のころから優れた方だったのでしょうね。
その後、粘り強い布教を行い、1321年には後醍醐天皇から土地をいただき、この場所に京都で初めての日蓮宗のお寺を建てたそうです。
日像さんの後は、大覚大僧正が布教を続けて、日蓮宗を広めたそうです。
現在は日蓮宗は商売をされている方の間に、多くの信者さんがいらっしゃるそうです。
こちらの本堂はとても立派できらびやかでした。
このお寺を後にしたときは、空からちらちらと小雪が舞いおりてきました。
念のために持参した折りたたみ傘を開いて、どんどんと歩いて行きました。
(この項、まだまだ続きます。)
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