簡単にいうと、松竹喜劇とスーパー歌舞伎と新派を掛け合わせたようなミュージカル仕立てのお芝居といってよいかしら。
それで「スーパー喜劇」と名付けられていました。
出演者も各方面から出ていました。
松竹喜劇の藤山直美、歌舞伎の市川笑也、市川春猿、新派の水谷八重子、それと歌手の上條恒彦まで出演していたという豪華布陣でした。
お話は昔話の「かぐやひめ」をアレンジしたもの。
竹から生まれたかぐや姫は、5人の求婚者を抑えて、帝の使者と結婚してしまいます。
実は彼は帝の本当の息子でした。
そしてかぐや姫は、彼との間に、男女二人の双子を産みます。
そしてそのうちの女の子だけを連れて月に帰るかぐや姫。
ラストはおじいさんとおばあさんになり、久しぶりに愛を誓い合う二人の姿でした。
終盤には、スーパー歌舞伎のように宙乗りもあって、そのときは空中から直美さんが花咲かじいさんのように花びらを撒いていましたが、その花びらをしっかりと受け取って持ち帰りました。
可愛いハート形をしていましたよ。
かなり大掛かりな舞台装置がありましたが、ちょうど堂本光一の舞台で事故があっ直後だったので、なんだか見ていてハラハラしてしまいました。
それにしても演舞場はおばちゃんたちでいっぱいでした。
(まぁ、私もその一人ですが。)
おばちゃんたちは、よくしゃべり、よく食べ、よく買い物をするので、あっけにとられてしまいます。
日本経済は、彼女たちのパワーによって成り立っているのでしょうね。
買い物といえば、私はお芝居に行っても、普段はお土産などはほとんど買うことがないのですが、今回は幕間が長かったせいか、暇つぶしでお店を見ていたら、こんな皮のブローチを買ってしまいました。
もちろん、帯留めに使うためです。
お値段もリーズナブルでした。
この日の装い。
夫の職場のパートのおばさんからのいただき物です。
藍色に白の絣模様、それに黄色い縦線が入っています。
「奥さんが着物を着るなら、これを着て貰って」といった感じで、夫が半分、押し付けられたようにして受け取ってきた着物です。
でも、パッと見たら絣模様で、私の趣味ではないのです。
おまけに長いことタンスの奥にしまってあったようで、すごくかび臭いのです。
それでもちょっと羽織ってみたら寸法がぴったり。
ということで半分、仕方なく着てみました。
合う帯がないので、大和の骨董市まで出かけて、1000円で調達してきました。
辛子色に、ちょっと模様が入っています。
それでもなんだか民芸酒場の女将さんみたいなので、アトリエカズさんで買った粘土のブローチを帯留めにして、少しは街着のようにしてみました。
意外と似合ったりして?
「着物を着ている」というと、あちこちから頂き物があるのですが、まさか夫の職場の人からいただくなんて、思いもしませんでした。
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