2015年6月5日金曜日

ヒリュウシュ

私は生まれつき内臓は強いのですが、その反面、皮膚が弱くて、子供の時からいろいろな皮膚科のお世話になっていました。

最近も、「もしかしたら皮膚がん?」と思うような皮膚の病気になり、慌てて皮膚科で診てもらいました。
結局、どうということのないものでしたが、「気になるなら取ってしまいましょう」という女医さんの言葉で、その部分を切り取って糸で縫い合わせる、という簡単な手術をしてもらいました。

そして「様子を見たいので、1か月くらいしたらまた来てね」ということで、先日、また皮膚科に行ってきました。

ところがこの女医さんは、患者さん一人一人に対してとても丁寧に見てくれる良いお医者さんのですが、あまりに待ち時間が長いのが問題なのです。
「外出カード」というのを貰えば、家に帰ろうが、買い物に出かけようがOKなのですが、先日はなんと3時間も待つことになりました。

長時間待ったので、「あら、もう大丈夫ね」という一言を貰うだけではもったいなく思い、ついでにこのところ気になっていた顔のブツブツも診てもらうことにしました。


女医さんは「これはヒリュウシュというもの」と説明して、簡単に取れるというので、その場でひとつだけ取ってもらいました。
メスのようなもので切り開き、ピンセットのようなもので中味の白い脂肪を引っ張り出すのです。
「これ、記念に持っていく人がいるけれど、どうする?」と聞かれたけれど、そんなもの、いらないですよね。

そして「まだ残っているから、いつでも取ってあげるわよ」ということでした。

それで、今度はみんながあまり行かないような大雨の日に出かけたのです。
少しでも患者さんが少ないほうが待ち時間の短縮になりますからね。

そうしたら、こんどは診察室には女医さんのほかに、24、5歳くらいのお肌ツヤツヤのイケメン男子がいました。研修なんだそうです。

女医さんはこの男子に、「ヒリュウシュは知っている?」と聞くと、
「いえ、知りません」と言って、医学の教科書で調べ出しました。

彼は、
「ああ、ありました、眼の周りにできやすいと書いてあります」と発見して喜んでいる様子でした。

その医者の卵は、ヒリュウシュを初めて見るため、私の顔をじーっと眺めて、
「ああ、こちらにもありますね」とか話していました。

「麻酔はかけなくていいのですか」という男子の質問に、先生は「麻酔をかけた方が痛いから、かけなくていいのよ」と返答していましたが、しかし顔に刃物を当ててつぶすのですから、やはり痛かったですよ。

という子弟の話を聞きながら、何か所か処置してもらいました。

とはいえ、女医さんになら顔をまじまじと眺められても気になりませんが、イケメン男子研修医に顔を覗き込まれたのは、恥ずかしかったわ。

ヒリュウシュはとくに原因はないそうです。
私が「やはり年のせいでしょうか」と聞くと、女医さんは「そうではないけれど、でも赤ちゃんの肌にはないわよね」とのこと。
やはり年齢のせいなのかしら。

顔のぶつぶつは少しは減りましたが、まだ跡が残っています。
眼鏡を掛けていれば分からないのですが、やはり目立つな。
元の肌にもどれるでしょうか。

ちなみに、このヒリュウシュは「稗粒腫」と書いて、「ヒエ」のようなものです。

(こんなに、たくさんはありませんよ!)


でも身体に毒なものではなく、気にならなければそのままにしていても問題はないそうです。

また処置は保険がきいて数百円ですので、自分でつぶそうとは思わない方が良いと思いますよ。









2 件のコメント:

  1. マサ6/05/2015

    おぉ、写真の稗粒腫、これだけ集まると迫力がありますね。
    ジムで時々お会いしますが、ぜんぜん気づきませんでした。取るときは多少痛いものですか。
    母は顔に小さいブツブツがあって(特に眉間あたり)本人は気にしていますが、医師には加齢のせいにされてしまうそうです。まぁ、そのとおりなのでしょうが。
    私は、だいぶ前に粉瘤を手術で取りましたが、皮膚科はいつも混んでいますよね。

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  2. マサさん、この写真は本物の稗ですよ。
    ヒリュウシュではありません。
    あまり分からなかったのは、たぶん、眼鏡の下に隠れていたからだと思うわ。
    やはりピリリと痛かったですよ。
    お母様も、眉間のあたりというと、同じ症状かもしれませんね。
    でも高齢者なら1割負担でしょうから、安くやってもらえますよ。
    ほんと、皮膚科はどこも混んでいますね!

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