2016年4月3日日曜日

池袋のデパート ~その2 西武百貨店~

池袋の東武百貨店で、着物と帯を交換した▼後は、今度は東口にある西武百貨店に行きました。

そうです、池袋は東口に西武があり、西口には東武がある、というややこしい配置になっているのです。

私が見たかったのは、「西武アートフォーラム」▼というコーナーです。

「至高の美 日本画の粋20選展」が開かれていました。


明治から大正、昭和にかけての作家の作品が並べられていました。
川合玉堂、平山郁夫、前田青邨、横山大観、鏑木清方などの有名作家さんばかりです。


どれも売り物で、値段がついていましたが、なんと何千万という絵画もありました。
安くても500万円くらいでした。

うーん、そういうものなのでしょうか。

その後は、隣接しているコーナーに行きました。

こちらは和泉賢太郎さんという若い作家さんの作品展でした。
タイトルは「Roots of Color」。


とても鮮やかな色彩で、細かい絵が描かれていました。
「日本画」のイメージを超えるような絵画でした。

下絵の輪郭はボールペンで書かれているそうです。
ものすごく細かい部分まで描かれていました。
素晴らしい観察力です。


そこに背景となる金箔や銀箔を押します。
その次に、岩絵の具で着色するそうです。
岩絵の具の他に、アクリル絵の具を使うこともあるそうです。

バラや菖蒲、リンゴ、唐辛子などの絵がありました。

琳派のようでいて、独特の手法を使った現代的で素敵な絵でした。

この方の絵は、だいたい20万円台で、先ほどの2000万円などに比べると、お安く感じてしまい、私にも買えそうだと錯覚してしましました。

湘南にあるツタヤのカフェコーナーにも、大きなリンゴの絵が飾られているそうで、一度、見てみたいと思いました。

鮮やかで、繊細で、そして豪華な感じもする絵は、私の好みでした。

和泉賢太郎さんの作品はこちら▼でもご覧いただけます。
実物の方がもっと素敵です。



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