2017年4月30日日曜日

高山・富山・立山・黒部ツアー 4(立山編)

さて、ようやく今回のツアーのハイライト・立山アルペンルートです。

立山から黒部まで抜けましたが、その間になんと6種類もの乗り物を乗り継いで行きました。


私たちは外国人を含めた46人もの団体だったので、添乗員さんはみんな揃って行けるか、迷子は出ないかと、ずっとハラハラした様子でした。

バスの中から見かけたのですが、中国語ではアルペンというのは、「阿爾卑斬」と書くのですね。


乗り物のルートをご紹介します。

宿泊した富山のホテルから立山までは、ツアーバスで行きました。
お客はここでバスから降りて、運転手さんだけが、他のルートで走ります。
立山駅です。
もっとちゃんとした写真を撮りたかったのですが、外国人が多くて、上手く写せませんでした。

そこからまずは立山ケーブルに乗って、美女平まで行きます。
団体の入り口です。


このケーブルカーに乗りました。


このケーブルカーは平均勾配が24度もあるというものでした。
まっすぐ上に登ります。
運転手さんの後ろに立っていました。


その次は立山高原バスに1時間ほど乗って室堂まで行きました。
標高差1500メートルほどを上昇しました。
このバスから見た雪景色は本当に素晴らしくて、カメラで写すのも忘れたほどでした。
いろは坂のように曲がりくねった雪道を走りました。


途中、称名の滝というのがありました。
落差は日本一だそうですが、ちゃんと写っていませんね。


室堂に着きました。
まずは記念撮影。
気温が1度とありますが、これは朝の気温ですので、昼はそれほど寒くはありません。


ここでは1時間半ほど雪の上を自由散策をしました。

有名な雪の大谷はあまりに混んでいました。
行列のすごいこと。新宿を歩いているようでした。
この雪の高さは、19メートルだということです。


ちょっと上から眺めたところです。


それで、人の少ない裏道や裏山に行って、楽しみました。

こちらは雪の大平原です。
空が真っ青でした。
雪山でも歩いているとだんだん暑くなって、汗だらけになりました。


ライチョウの人形を抱いて記念撮影。


この山からスキーで降りてくる人もいました。


後ろに見える除雪車で雪をどけていました。
熊太郎という名前の車でした。


雪のあるところとないところでは、まるで感じが違いますね。


その後はトローリーバスにに乗り大観峰というところまで行きました。
これは電気で走るバスで、日本ではここしか走っていないそうです。
大観峰からの景色も素晴らしかったですね。


四方八方、どこを見渡しても雪景色でした。


その後は支柱が一本もないという立山ロープウェイに数分ほど乗って、黒部平というところまで。


このロープウエィからの景色も素晴らしかったですね。
支柱がないので、景色が良く見えました。


そして今度は黒部ケーブルカーで黒部湖まで。
日本では唯一、全線地下式のケーブルカーでした。


今度は歩いて黒部ダム▼へ。


黒部ダムは昭和31年から建設工事が始まり、7年間かかって完成したそうです。


のべ1000万人の人の手がかかっているそうです。
私が子供の頃、黒部ダムができたというのはビッグニュースでした。
多くの方の犠牲もありましたね。

ダムの通路を歩きます。


そしてまた関電トンネルとローリーバスに乗り、扇沢というところまで辿り着きました。


この辺りはまだ雪が積もっていました。


ここでは、行きに乗っていた団体のバスが待っていてくれました。


そしてまた中央道を走りました。
富士山や八ヶ岳の山々がとてもきれいに見えて、最高でした。
数時間バスに揺られて、新宿に戻ったのでした。

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初日の高山と白川郷▼では着物で町を歩きましたが、2日目はジーパンと長靴で雪の山を歩きました。

こんなにいろいろなところに行き、いろいろな乗り物に乗ったツアーも初めてでした。

それでも妹夫婦も喜んでくれたようで、ほっとしました。
彼らは、1日置いてから、今度は箱根へと向かったのでした。



2017年4月29日土曜日

高山・富山・立山・黒部ツアー 3(富山編)

バスツアーの続きです。

高山、白川郷という日本的な場所を散策した後は、またバスに乗り、宿泊場所の富山に到着しました。予定よりもかなり遅い時間になってしまいました。

さて、富山駅は新幹線ができたおかげで、新しい姿に変貌していました。
私は二十歳のころに来たことがあるのですが、その面影はまるでなくなってしまっていました。(当たり前!)

こちらが富山駅です。
かつては夜行寝台急行電車で朝に着いたところです。
近代的な駅になっていました。


駅に隣接しているビルに入りました。


富山といえば寿司のメッカですね。
このあたりは暖流と寒流が交わるところで、いろいろな種類の魚がいるそうです。
また立山連峰の水が富山湾に流れ込むのも、たくさんの魚が育つ理由だそうです。

さて、夕食はfacebookの友人に教えてもらった回転ずしの店に行きました。
妹たちは感激して、日本の寿司を食べまくりました。
カナダにももちろん鮨屋はありますが、一貫がもっと大きいそうです。

こちらは、富山名物のホタルイカ、カニ、イカ。
白エビのから揚げ。
アジやカニもいただきました。


翌朝は、まずは早起きして大浴場へ。
大浴場はホテルの11階にあり、お風呂につかりながら立山連峰を見渡せるところでした。いい気分でした。


朝食はバラエティーに富んでいて、海の幸、山の幸が揃っていて、とても美味でした。

そして朝のお散歩。
市電が走っていましたよ。

町の至るところに彫刻がありました。
なかなか文化的な香りのする町でした。


富山の県鳥のライチョウも立っていました。


こちらは明治にできた街灯を復元したものだそうですが、後ろの近代的な建物ともマッチしていました。


富山は、道路がとても広くて気持ちのよい町でした。
妹の夫も富山を気に入ったようでした。

そして、こんどはツアーバスで立山に向かいました。


2017年4月28日金曜日

ブレス&ヴォイス トレーニング

家に娘がいた頃は、大声で話すこともありましたが、今の普段の生活では、なかなか声を出すことがありません。
それで声を出すレッスンを受けたくて、前回の市民カレッジでは「サウンド・ドラマ体験講座」▼を受けてみました。
ところがこの講座では、少しは話すレッスンがありましたが、ほとんどの時間は老講師の昔話に費やされてしまいました。
現在は、同じ講座を受けた人たちが自主レッスンを継続しているようですが、私は他の講師の指導を受けてみたいと思いました。

ちょうど「ブレス&ヴォイス」という市民カレッジの募集があり、講座を受けられることになりました。


これまで2回ありましたが、とてもユニークなレッスンです。
声楽家の先生▼も生徒もトレパン姿で、シートの上で行います。


(写真は市民カレッジより拝借しました)

1時間半ほどヨガのようなトレーニングをしたり、変顔をしたり、イメージトレーニングをしたりします。その後、15分ほど歌を歌います。

一番面白いのは、自己紹介のやり方でした。
これはまず、自分の好きな川を思い浮かべて、そして自分がその川の船頭さんになったつもりで、
「おーい、船が出るぞー」と大声で叫ぶのです。
初めは自己流で叫び、その後に先生のひと言アドバイスを受けます。
先生は、たとえば、「あなたの背中に20人のお客さんがいると思って声を出してみてください」と言われるのです。
そしてもう一度叫ぶと、なんと!
声がよく出て、伸びるようになるのです。

今回は、最後にみんなで「四季の歌」と「花」を歌いましたが、先生のアドバイス一言で2回目にはぐっと声が出るようになりました。

歌を歌うときは、とくにその歌詞をよく理解するのが、うまくなる秘訣のようでした。


自分の身体という武器を使って、そして声を出すように、というのが先生の方針ですが、こんなに変われるなんて、びっくりです。

とても声が良く出るようになりました。

このレッスンはあと4回続きます。
これからも楽しみです。


2017年4月27日木曜日

高山・富山・立山・黒部ツアー 2(高山編)

カナダの妹たちの来日が決まった時、どんなところに行きたいか尋ねたところ、
「温泉に入れて、自然があって、おいしいものが食べられるところ」で、
「神社仏閣には興味なし」という希望だったので、あちこち調べてみました。

すると「大浴場付きホテルに宿泊 感動のアルペンルート 雪の大谷ウォーク、世界遺産・白川郷と古い町並み・飛騨高山」というバスツアーが見つかりました。


てんこ盛りの内容で、とても格安。
また食事がないのも、そのほうが嬉しいツアーでした。

これは1名1室でも同額料金だったので、私もついでに申込むことにしました。

ただし、カナダ人の妹の夫が、日本人と一緒の団体行動ができるか、ちょっと気になりました。

ところが、ツアーの当日、集合場所に行ったところ、バスは満席で、なんと半数以上が外国人というツアーでした。

ということでガイドさんの説明は英語と日本語の二本立てでした。
周囲にはいろいろな国の言葉が飛び交い、自分がどこにいるのか分からなくなるくらいでした。

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ツアーのバスは中央高速を走り、松本からは野麦街道を通って、高山を目指しました。

車窓からは八ヶ岳がきれいに見えました。


途中、諏訪湖のサービスエリアに止まりましたが、湖がとてもきれいでした。


高山は、今から25年ほど前、まだ子供が小さい時に行ったことはあるのですが、あまりの変貌ぶりにびっくり。

至るところお土産屋さんや、食べ物屋さんだらけになっていました。

そして外国人の多いこと!


町の様子は変わりましたが、昔、朝市が開かれていた川のほとりは桜が満開で、美しい景色でした。
赤い欄干もあり、ほんとに小京都という町並みでした。


桜を写している妹の姿を写してみました。
妹たちは東京でのお花見は時期が過ぎてしまって叶いませんでしたが、高山で十分に桜を堪能できました。


川のほとりの桜の美しいこと。
後ろに人が多いのが難点ですが。


ここは、前に来た時は朝市をしていたところだったと思います。


枝垂れさくらもきれいでした。


通りには酒屋もたくさんあったので、こちらの酒屋で日本酒の試飲をしました。


こちらのお猪口を200円で購入すると、お酒が何種類も飲めるのでした。
豊潤な味でおいしかったですよ。


私は着物を着ていたので、外国人観光客から何回も写真に一緒に入るよう、頼まれてしまいました。

それでも道路には人が溢れていて、なかなか写真をうまく撮ることができませんでした。


旅館の女将のような写真です。


この後、白川郷に向かったのですが、すでに夕方5時を過ぎていたので、肝心の合掌造りの家の中には入ることができませんでした。

また私のスマホの電気が切れてしまったので、写真も写せませんでした。

トホホ・・・。

妹が写した写真を少し紹介します。


夕方だったので逆光になり、写真を加工したらかえって見づらくなりました。
かまくらが残っていました。


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この日の装い。

汚れても良いように、シルックの袷着物です。
これでちょうどよい気温でした。


帯はこいのぼりのような模様の綿の名古屋帯です。

翌日は雪の中を歩くというので、ブーツを持参したので、荷物の多い旅行となりました。