今年も「カタコトの会」▼に行ってきました。
この会は、型紙の伝統を引き継ぎ、型紙を用いた染め物の魅力を語り、そして後世にも残したいという思いの職人さんたちの集まりです。
この会は去年から始まりました。
その時は、「長板中形」という染の技法のお話▼を聞いてきました。
今年もいろいろと興味深いお話やワークショップがあったのですが、日時の都合で最終日になってしまいました。
会場は去年と同じ、東上野にある唐紙の「東京松屋」さんでした。
まずは展示会場に展示されていた素敵な染め物を、ちょっとご紹介します。
私が気に入ったのはこちら。
まつざわ美柑さんという方の型絵染めです。
明るい色と、小さな花模様がとてもいいなと思いました。
こちらもシックで素敵でした。
坂倉環さんという方の型染ですが、藍色がなんともいえず爽やかでした。
こちらは、私も以前、工場にお邪魔したことのある秩父の新啓織物さんの銘仙。
とてもモダンで可愛らしくて、いいですね。
「手に取って触ってください」と書いてある反物が置いてあったので、ちょっと触ってみましたが、ソフトな手触りでした。
こちらも、一番上と同じまつざわさんの作品。
こちらは海老の模様ですが、使用した型と、染め上がった反物の両方が展示されていました。
海老の模様も細かいですが、地模様も網の目のようになっていて、感激しましたね。
展示を眺めてから、別の会場で、伊勢型紙の実演を見学しました。
(この項、続きます)
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