2018年9月11日火曜日

お江戸の風景

先日の日曜日まで、開催されていた展覧会がありました。

東京の出光美術館▼で開催されていた展覧会「江戸名所図屏風」です。
この屏風はかなり大きいもので、作者の名前は分かっていませんが、一人で描いたものだとしたらすごいものです。
なんと2000人以上の人が描かれているそうです。


徳川家康が京の都からは遠く離れた地に幕府を開き、急速に発展した江戸の町の様子が分かる展覧会でした。
とくに今回は明暦の大火(1657年)以前の江戸の様子を伝えるものがたくさんあるというので、期待していました。

実は私の父は上野生まれ、母は銀座(の端の京橋)生まれ、ということで、お江戸が身近に感じています。
「江戸名所図屏風」には、上野も京橋も描かれていて、嬉しくなりました。
もちろん、江戸城を初め、日本橋や浅草も描かれていましたよ。

展示されていたのは、江戸の名所を表した屏風や、京都の洛中洛外図屏風、遊郭の様子を描いたもの、など多数ありました。
サブタイトルが「都市の華やぎ」とあるように、多くの人が集まる都会の暮らしが描かれていました。
私は海や山などの自然の風景を描いたものよりも、人間が登場している絵の方が好きですね。

どれも明るい雰囲気だったのが気に入りました。
退廃的な感じがなくて、良かったです。

江戸の人々の、のびのびとした表情が良く見えました。


女性たちはみんなぞろりと着物を着ていて、歩くときは前をつまんでいました。
今のようにおはしょりをしていなくて、帯の結び方も簡単でした。

江戸時代初期は歌舞伎が流行り出したころで、そんな絵もたくさんありました。

こちらは今のお江戸の風景。
緑が美しいですね。


その後は銀座まで歩いて、押し花の展覧会へ。
江森恵美子さんの「花のさんび」原画展です。


清楚な美しい絵画がたくさんありましたが、どれもみな本物の花びらを使っているのでした。


どれだけの時間をかけて、たくさんの花びらを集めたのだろうかと感心しました。
見事でした。


ずっと歩いていたので汗をかき、ちょっと冷たいものでも、と思いましたが、銀座は気軽に入れるお店が少ないですね。
銀座シックスに中村藤吉のお店▼があったので行ってみましたが、行列になっていたので、諦めました。

仕方なく、新宿に戻り、いつもの追分団子でかき氷。


ここの小豆は甘すぎず、豆の味がしておいしいのです。

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この日の装い。

まだ32度もあるので、ためらわずに夏着物。
9月とはいえ、とても暑い日でした。


うたどんさんのお母様からいただいた着物ですが、素材が分かりません。
でも手洗いしても大丈夫なので、助かります。

自作のビーズの帯留を付けています。


帯は黒の麻。
この帯は何回も登場していますね。


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