今月の新橋演舞場は、ミュージカル「ペテン師と詐欺師」でした。
この手のブロードウェイのミュージカルというのは、あまり興味はなかったのですが、山田孝之が出演するというので、ちょっと意外性もあって、見てきました。
ところが、その日は台風15号の翌日で、前の晩は強風が気になってほとんど眠っていなかったため、ミュージカルの第一部はほとんど寝てしまっていたようです。
ペテン師と詐欺師がフランスのリゾート地に登場する、という最初の場面だけ覚えていたくらいです。
時々、目を開けて見ていましたが、踊りは素敵でしたが、ストーリーはよく分かりませんでした。
それでも第二部はぱっちりと目を開いて見ていました。
だんだんお話が見えてきました。
ペテン師も詐欺師も2人とも騙されていたのです。
さてさて、だましていたのは誰でしょう?
というお話でした。
山田孝之は意外と歌がうまいので、びっくりしました。
石丸幹二はプロという感じで、堂々としていて別格でしたね。
そうそう、警察長役の岸祐二さんという俳優さん、大人のセクシーさが溢れていて、かっこよかったですね。
それと映画などでは、抱擁の場面があっても、それほど気にならないのですが、目の前の舞台で、俳優さん同士が抱擁したりするのを直視するのは、なんとなく恥ずかしいものですね。
こちらは幕間にいただいた、小倉アイス。
この日は午後1時開演でしたので、休憩時間はお三時タイムという感じでした。
私はいつも通路側席を希望するのですが、今回は2階の後ろでしたが、反対側のお隣さんも無人で、ゆっくりと見ることができました。
でも、役者さんたちには申し訳ありませんが、やはり新橋演舞場は、歌舞伎か新派の劇が似合うのでは、と思いました。
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この日の装い。
台風一過で36度にもなるというので、洋服にしようかと思いましたが、劇場はすごく冷房が効いて寒いので、最後の夏着物にしました。
ピンクとブルーの小千谷縮です。
椅子に座りやすく半巾帯にしました。
着物友だちのSさんが作って下さった帯留がアクセントです。
ところが、超満員電車のため(始発から10時ごろまで電車は不通)、もみくちゃにされて、帯締めがほどけて、帯締めが行方不明になってしまいました。
残念です。
とはいえ、着物を着て、ショールをかけても劇場は寒くて、身体が芯から冷えてしまいました。
台風の影響で電車が随分と止まっていましたね。私も10日にあるばとろすさんと国立劇場に行きましたが、電車が遅れてアルさんはぎりぎりの到着で開演に送れるかと心配しました。
返信削除その満員電車で帯締めがほどけるなんてどれだけ混んでいたのでしょう。すごく暑い日でしたよね。私も頑張って和服でしたが、会場はどちらかと言うと涼しくはありませんでした。文楽だったので人形とかへの影響があるのかしら?それにしても帯締め残念でしたね。帯落ちませんでしたか?信じられないようなことが起きるものです。
カンカン、この日は半巾帯を「貝ノ口」に結んで、
返信削除帯締めは飾り程度に締めていたので、帯締めが落ちても大丈夫でした。
帯留はショックでした。
でも、これがお太鼓だったら、ほどけてしまい、焦りますよね。
あの日はほんとうに交通が大混乱でしたね。
文楽は小劇場でしたか。
あまり寒くなくて良かったですね。