さて、横浜の「都築民家園」▼では、「一葉式いけ花」の若き家元である粕谷尚弘さんのいけばな展をしていました。
まだ30代のお若い方です。
江戸時代に建てられたという広々とした古民家によく調和した、どーんと大きな生け花でした。
空間をうまく利用していると、感じました。
古民家でこの展示会を開くのは、今年で3回目のようです。
粕谷さんはお花だけではなく、小物にも凝る方のようで、天井から吊るしてある白いものは、布ではなくて、和紙でできていました。
私はてっきり布の染めものだとばかり思っていましたが、本物の紅葉を和紙に付けていたのでした。
3種類の紅葉がありましたが、それぞれ制作した年が違い、紅葉の色も変化していました。
そしてこのいけばな展の照明を担当されたのが、facebookともだちご夫婦でした。
こういう古いおうちだと、電源も少なくてご苦労されたのではと思いましたが、とても良いムードを醸し出していました。
照明のお弟子さんと一緒に写していただきました。
このいけばな展では、ダンスやバイオリン、琴などとのコラボレーションも行われたそうです。
私がお邪魔した時は、ちょうどいけばなのワークショップをされていて、参加者の皆さんは古民家の周りに生えている枝や葉っぱを切りながら、歩いているところでした。
それらを使って、生け花にするのかもしれませんね。
この古民家には、横浜の小学生なども社会科見学に来ることがあるそうです。
今の子供たちは、昔の暮らしに、どんな感想を持つのでしょうね。
とても素敵な展示会でした。
いけばなの世界に、新しい息吹を与えるような力強さを感じました。
この後は、近くにある遺跡を見学に行きました。
(この項、続きます)
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