先日、地域のお祭りでフォークダンスを踊りました。
その時もらったチラシに、同じ会場で「組紐」の展示会があるというので、覗いてきました。
組紐は以前から憧れていたのですが、まさか地元でも教えてくれる団体があるというのは知りませんでした。
習い事は、近くでするのが良いと思っていたので、こちらで教えていただければラッキーだと思いました。
会場には、組紐を使ったさまざまなものが展示されていました。
そしてお稽古日を聞いて、体験教室に参加してみることにしました。
先生は私より少し年上でしょうか?
斬新なデザインの組紐のネックレスとブレスレットをされていました。こんなものまで作れるとは驚きでした。
生徒さんたちはみなさん、それぞれ自分で好きなものに取り組んでいました。この会の方は、あまり着物は着ないそうなので、帯締めを作る人は少ないのだそうです。
お父様の遺品の腕時計に使う時計バンド、麦わら帽子のアクセントになっている縁取り、お友達にプレゼントするという猫のアクセサリー。
こんなにいろいろ作れるとはびっくりしました。
体験コースでは、2色の糸を使って、ごくシンプルな紐を作りました。
たくさんの絹糸の中から「好きな色を選んで」と言われて、ためらわず鮮やかなブルーを選びました。もう一色は、先生が白を選んでくれました。
組み方は一番かんたんなもの。とはいえ、途中で休むと次の手が分からなくなってしまいます。
それでも、こういうシンプルな作業は割と好きなのです。
そして1時間ほどかかって、長い紐が編めました。
本来はメガネの吊り紐にするそうですが、私はそれはあまり好きでないので、半分の長さに折って、ネックレスにすることにしました。
助手の方が、留め金用の金属をつけてくれました。
こちら。
ちょっと間違えたところがあるのですが、自分では満足でした。
家に帰り、適当なトンボ玉を通してみました。
こんな感じです。
次回からは、カリキュラムに従って、お勉強をすることになります。
帯締めが出来上がるのは、いつのことになるでしょうか。
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この日の装い。
ポリの絽の着物です。
帯は麻のぼかし帯。
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「一日一句」
水無月や 心たいらに 糸を組む