2022年10月17日月曜日

五島美術館かいわい 橋巡り

私は、行ったことのない場所へ出かける時は、必ず事前に地図で周囲に川がないか、橋はないかを確認します。

今回は世田谷区上野毛にある五島美術館に行ったのですが、周辺には川のない橋と、チョロチョロ小川にかかる橋がありました。

スタートはこちら。東急大井町線の上野毛駅です。

「川のない橋」というのは、橋の下には川ではなく、東急大井町線が走っていました。つまり鉄橋ですね。

最初は「上野毛大橋」。このあたり、環状八号線に面していて交通量が多いので、車に気をつけながらさっと写真を写したので、こんな写真になってしまいました。

橋の脇から下を眺めると、こんな感じでした。


駅と道路が複雑に交差していました。緑のフェンスが「上野毛大橋」です。

その後は、電車の走る線路の上にある道を歩いて、次の橋を見つけました。

「昇川橋」です。
ひらがなでの橋名を確認しなかったので、「のぼりがわばし」なのか「しょうせんはし」なのか、ちょっと分かりません。

この橋の上から眺めると、下にはレールが走っていて、線路であることがちゃんと分かりますね。

線路に沿って歩いていくと、お次ぎは「富士見橋」。


正面に見える大きなビルは、楽天のビルでした。

この橋は、関東で富士山が見える100の良い景色のうちの一つだそうです。

富士見橋の先には、早雲橋があるはずでしたが、この先は道が行き止まりになっていて、仕方なくそこで左折して、この日の目的地である五島美術館を目指しました。ここで学芸員によるレクチャーを受ける予定でした。

ただレクチャーの開始時間にはまだ早かったので、美術館を素通りして、なんとなく川がありそうだ、という感を頼りに、坂道を下ることにしました。

かなり急な坂でした。こういう場所は下に行くと、水が流れている可能性が高いのです。

右手には稲荷神社がありました。


左手は鬱蒼とした森林に覆われたところでしたが、ここは上野毛自然公園でした。

公園の入口には階段があり、中に入れば面白そうなところでしたが、着物姿ではちょっと厳しそうなので、諦めました。


坂の下を見下ろすと、私の予想通り、ここには水が流れていたのです。面白そうな場所でした。

丸子川のようです。丸子川というと、多摩川の支流なので、もっと太い川を想像していたのですが、ちょっと意外でした。

こちらの橋は「稲荷橋」。先程の神社から名付けられたのでしょうね。


向こう側に見えるのは、上野毛自然公園の森です。

橋の下を流れているのは、丸子川のはずですが、ドブというか、チョロチョロした流れでした。

そして橋も、その奥にある住宅に渡るためのもので、家一件ごとに橋が作られたのではないか、と思うほどたくさん並んでいました。

ただし、名前がある橋と、ない橋が混在していました。こちらは名無しの橋です。


少し歩いていくと、ちょっと妙な建物がありました。お隣には三宅宮という神社がありました。子育てや安産祈願のところのようですが、ドクターコパのお父上と関係あるようでした。


こちらは「星雲橋」。きれいな名前の橋でしたが、ちょっとボロボロになっていました。こういう橋の管理は世田谷区で行っているのかしら?


お次ぎは「まつかぜはし」。ひらがな表記しか見えませんでした。


その先を見上げると、大井町線が走っていました。
ずっと歩いてみたかったのですが、レクチャータイムが迫っているので、「堺橋」で右折して五島美術館方面に戻ることにしました。
残念ながら、境橋は写真を撮り損ないました。

そして五島美術館の裏門というところを通り過ぎました。美術館はとても広大な敷地です。

このあたり、豪邸というか大邸宅が並んでいました。お金持ちそうなおうちがずらり。

先程の富士見橋に戻りました。


そして五島美術館に到着したのでした。

こちらでは「紫式部日記絵巻」についてのギャラリートークがあるのでやってきたのです。

その話はまたのブログで。

今回歩いたコースはこちら。上野毛駅に掲示されていた地図を加工しました。


歩いた距離はほんの少しでしたが、初めての場所を、感を頼りに歩くのは面白いものです。


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「一日一句」

チョロチョロと 流れる水も 多摩川に


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