前回の「源氏物語を楽しむ会」は11月最終週に行い、今回は12月最初の週ということで、2週連続となりました。
また、いつもは午前中に行っていますが、会場は抽選なので、今回は午後の部の開催となりました。
駅から会場までの雰囲気が、朝とはまるで違っていました。学生が大勢歩いていて、町は活気に溢れていました。
さて前回よりスタートした「玉鬘」ですが、彼女は4歳のとき、乳母の夫が太宰の少弐になって赴任したので、一緒に筑紫まで下りました。
その後、玉鬘は美しく成長しました。
10歳になった時、この少弐は亡くなってしまいます。
玉鬘には言い寄る男も多くいましたが、京へは帰らず、肥前に住んでいました。
その後、肥後国の大夫の監という男が求婚してきました。
しかし乳母は、「この娘は不具なので」と言って相手にしませんでした。
この後、玉鬘たちは、大夫の監から逃れるようにして、ようやく都へ上ることになるのです。
漫画は大和和紀さんの「あさきゆめみし」より拝借しました。
ちょっとここで昔の九州(西海道)の地名を調べてみました。
平安時代の地名は、どこまで正確か分かりませんが、以下のように呼ばれていたようです。
筑前国 今の福岡県
筑後国 今の佐賀県
肥前国 今の長崎県と佐賀県
肥後国 今の熊本県
豊前国 今の大分県と福岡県
豊後国 今の大分県
日向国 今の宮崎県
薩摩国 今の鹿児島県
大隅国 今の鹿児島県
こうやってみると、国は9つに分かれていて、「九州」という呼び名の意味がわかりますね。
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この日の装い。
なんとなく赤っぽい着物を着たくなり、濃いローズ色の小紋にしました。襟は黒にピンクの刺繍入り。
帯はしょっちゅう登場する黒の幾何学模様帯です。
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「一日一句」
師走入る それでもいつもの 源氏かな
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