今日の「源氏物語を楽しむ会」報告は、スペシャルバージョンです。
いつもは午前中に下高井戸で読書会をしていますが、この日は午後しか会場が確保できませんでした。
午前中が空いてしまったので、その時間帯は竹橋にある丸紅ギャラリーで開催中の「源氏物語 よみがえった女房装束の美」を見に行くことにしました。
こちらの会場は広くはないのですが、源氏物語に登場する女房の装束を再現したものが展示されていました。
この展示は、実践女子大学などの研究プロジェクトが、5年の歳月をかけて装束を再現したものです。
装束を着用した明石の君の姿もありました。
これは正月の女楽のとき、へりくだった明石の黄みの姿だそうですが、ちょっと数えただけでも5枚の衣装を重ねていました。そして唐衣を羽織り、裳を着けていました。
どれも美しい色と柄のものばかり。
これだけ重ねたら、さぞ重いのではないかと思いました。
当時の高貴な女性は立って歩くことはせず、這うようにして移動したと言われていますが、これだけ衣装を着けていたら、立ち上がるのも困難だったかもしれないと頷けました。
会場の展示品は写真撮影は不可でしたが、廊下にある解説は撮影OKでしたので、写してきました。ちょっと傾いていますが。
こちらは装束全身の説明です。しっかりと眺めているKさん。
打衣(うちぎぬ)
小袿(こうちぎ)
裳(も)
唐衣(からぎぬ)
こちらは、Kさんが購入した図録です。
見学の後は、同じフロアにあるイタリアンレストランで食事をしました。
源氏物語のコンセプトで作られたスパゲティがありました。
サラダも盛りだくさん。
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食後はいつもの会場に向かい、「胡蝶」の巻の読書会を行いました。
六条院に住む女性たちが登場します。
見学してきた装束を身につけていたのでしょうか。
ランチをいただいた後でしたので、おしゃべりの時間のほうが多くなりましたが、たまには課外授業も楽しいものです。
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この日の装い。
レースのような刺繍のような、洋服生地から作ったポリ着物です。裏地は胴抜きに仕立ててもらいました。
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