今日のブログは、玉川上水とその周辺のマニアックな案内です。
まずは、先月の終点だった青梅線・牛浜駅からスタートしました。
駅から少し歩いたところにある牛浜橋へ。やはり凛々しい橋ですね。
この先を歩いていると、遠くに富士山がぽっかりと見えました。富士は良いですね。
下を見ると、あまりに急斜面で、頭がクラクラしそうでした。
崖の下まで恐る恐る下り、その後はマニアックなところへ。
そこには、熊川分水という玉川上水の分水があります。
JR五日市線に熊川駅がありますが、そこの方を通る分水です。
かつて熊川は、井戸を掘るのが大変で、水の少ない地域でした。多摩川本流から水をひくのも困難でした。そこで明治の初めに、酒造業の石川弥八郎という人が東京府知事に請願して、長い間かかり、ようやく分水が完成したそうです。
熊川分水は、酒造業、製糸業などの産業発展に役立ったそうです。ちなみに石川酒造は「多満自慢」が有名ですね。
その熊川分水の取水口が、牛浜橋の近くにありました。ただし、道路の奥にあり、普通の人には気づかない場所でした。
この「熊川分水に親しむ会」は、福生の環境保全のために活動しているボランティア団体です。
ここから先は暗渠になっていました。
地域の人にも知られずに、ひっそりと佇んでいました。
福生は多摩川の近くにあり、また湧水もよく出ている地域ですが、それでもやはり水には苦労した歴史があったのですね。
分水の後は「ほたる園」を歩きました。ここは水がきれいな所で、ほたるを育成しています。
次もまたマニアックなところへ行ってみました。
「縞屋の滝」です。
崖の下から湧水が出ているところです。
残念ながら、私のスマホでは、湧水はちゃんと写せませんでした。
ずっと崖の下を歩いていましたが、その先は、こんな急坂を上り、また玉川上水の流れているところに戻ることにしました。
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