2011年8月13日土曜日

「温故希林」 その後で

2011年8月8日~11日まで4日連続でBSで放送された「温故希林」ですけれど、へぇーと気づいたことがありました。

まず一つ目は「古きをたずねて新しきを知る」だと思っていた四文字熟語の「温故知新」ですけれど、「古きを温めて、新しきを知る」という言い方もあるそうです。なーるほどね。温めるという自分の中にしばらく取り入れておく、という感覚がいいですね。


もう一つの気づきは、「家は住む人を表す」ということかしら。

最終回の放送では3人の出演者のおうちが写っていましたけれど、みなさん、個性がよく出ていましたね。

樹木希林さんのお宅はなんとなく庶民的なしもた屋風のおうちを想像していたんですけれど、美しいイタリア調の家具が配置された非常にすっきりとした生活感のないおうちで、これはびっくりしましたね。
撮影前にはいろんなごたごたしたものを片づけたのでしょうけれど、読みかけの新聞とかゴミ箱とかティッシュケースとかなど、普通の家に置いてあるものがまるでなくて、美しいおうちでした。
そのおうちの中で、パッチワークをしたり、古い着物をリサイクルしている希林さんは、女優業をしているときよりもずっと素敵に見えました。

希林さんについて言えば、家だけでなく、着るものに関してもとても個性的でしたね。
着物にばっさりとハサミを入れて、ユニークな服に変身させていました。
彼女だからこそ着こなせるのでしょうけれど、布でも木製品でも革製品でも人の手で作られたものは、作った人のことを思うとなかなかぽいと捨てられませんね。

これと反対に学芸員の人のおうちは、ごくふつうの建売住宅のような感じで、そこに所狭しといろんな骨董品が並べてあり、あまりにものを集め過ぎたので台所にも収集品が進出していて、これじゃ、奥さんとけんかするんじゃないかなと思いましたね。

京都に住む画家で骨董市でも有名な人のおうちも紹介されましたが、マンションの3軒分の部屋にそれぞれ仏像やら瓦やら古時計やらがびっしりと収集してあり、まるで展示場というか博物館のようで、天井まで骨董品がぎっしりと詰まっていました。
骨董品に溢れていてすごいのですけれど、地震がきたらどうなるんだろうと要らぬ心配までしてしまいました。こういう自由な生活ができる方は独身かもしれませんね。


番組では日本各地の骨董に関する場所をあちこち訪ねていましたね。

東寺の骨董市は毎月21日に開かれているので、京都に行くときは今度こそ行ってみようと思っているのですが、なかなかチャンスがありません。
うちの近所の神社の骨董市も東寺ほど有名ではないかもしれませんけれど、ユニークな品や着物も多いので、こちらもおすすめ。明日の日曜日にはまた行ってみようかしら。

私がこれまで行った骨董市の中では、名古屋の大須観音の骨董市▼も楽しかったし、近江八幡の骨董品のお店▼も楽しかったし、有楽町の大江戸骨董市▼も大規模だし、住まいの沿線にあるお不動産の骨董市▼も楽しいところです。

有名な所ばかりでなく、自分の足で発見してみると、それもまた楽しいですね。


写真は「FUZZY」さんよりお借りしました。

2 件のコメント:

  1. マサ8/14/2011

    「家は住む人を表す」ね。
    確かに、そのとおりですね。少なくとも、几帳面か、そうでないかは、すぐわかりますよね(苦笑)
    樹木希林さんは、個性的というか、独特の感性を持った方ですよね。生活感のないオウチというのは私も意外ですが、彼女の美意識が、ティッシュの箱は許せないのかもしれません(笑)

    今日は、骨董市に行かれたかしら?
    私は、この暑さではどこへも行く気がしなくて、高校野球を見ています。

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  2. マサさん、私は几帳面でないので、希林さんみたいなお部屋づくりは無理だわ。片づけてもすぐにいろんなものが散らかってしまいます。

    今日は久しぶりに神社の骨董市に行ってきましたよ。収穫はありませんでしたけれど。夕方、○○○スに行ったら、高校野球やっていました。田中マー君と齋藤祐ちゃんの熱戦から、もう何年たったのかしら。あの時のマー君を見ていて、「この子は絶対にやるわ」と思ったわ。

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