今回の旅行の中でも、そういうことが続きました。
一つ目は、長浜名物の「焼鯖そうめん」を有名な「翼果楼」(よかろう)で食べようと思っていたのに、ダメだったこと。
お店の作りが素敵だし、焼鯖も本当に美味しかったので、これをもう一度食べたくて、長浜に行ったようなものでした。
ところが、その日はよかろうは、ちょうど定休日だったのでした。
事前チェックが甘かったのです。
うーん、悔しい!
諦めきれずに、「焼鯖そうめんが食べられる店リスト」をいうチラシを見て、代わりになるお店に行ってみました。
ところが、この日は三連休の翌日だったせいか、長浜の町は休みの店ばかり。
かといって、他のものを食べる気になれなかったので、半分仕方なく、焼鯖そうめんが食べられるという、ちょっとした日本料理の店に入りました。
そこでいただいたのがこちらの「焼鯖そうめん定食」でした。
焼鯖そうめんには、トマトやカイワレなどがきれいに盛り付けてあり、また他にも琵琶湖特産の鮎とか、地元の麩の酢味噌和えとか、チマチマと小鉢が付いていました。
「定食」だからいろいろと付いているのは分かります。
でも、うーん、私はもっとシンプルな焼鯖そうめんが食べたかったのです!
焼鯖そのものは、ちょっと味にしまりがなくて、マズくはなかったのですが、やはり「よかろう」のが食べたかった!
ということで、幻の焼鯖そうめんでした。
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もう一件は、多賀大社に行った時の話です。
こちらでは「そば吉」というお店の蕎麦がおいしいという口コミがあったので、その店を探したのが見つかりません。
仕方なく、多賀大社の境内の中にある蕎麦屋に入りました。
そして、こちらの看板のイラストが可愛らしかったので、「柚子焦がし油あげそば」というのを頼んだのです。
どんなものが出てくるかと期待していました。
ところが、お蕎麦にただ油揚げが入っているだけで、それも味がなくて、お蕎麦自体はまずくはなかったのですが、なんだか満足できない味でした。
やはり油揚げは、醤油と砂糖で味付けしたモノの方がおいしいですよね。
柚子の香りはしましたが、ちょっと期待外れでした。
そして何よりも悔しかったのは、すぐちかくにある、こちらの「不二家」というお店は、私の愛読書のヒロインであるたかさんが住んでいたという所だということが、食事をした後で分かりました。
それなら、そこで鍋焼きうどんを食べれば良かったと、本当に悔しい思いをしましたよ。
うーむ、ということはもう一度、「よかろうの焼鯖そうめん」や、「不二家の鍋焼きうどん」を目的として、彦根や長浜に行くべきだ、ということかもしれませんね。
(この項、続きます)