旅の楽しみは、そこでしか味わえない食事もありますね。
今回の11月の長浜では、行きの新幹線で隣に座った私と同じ年齢くらいの(?)女性からお聞きした食べ物情報が役立ちました。
その方も私と同じように一人旅がお好きなようで、琵琶湖周辺には何回もお出かけになっている方でした。
今回は「五個荘」にいらっしゃるとのことでしたが、「長浜ではどんな食事がよかったですか」とお聞きしたところ、「古いお店で食べた鯖そうめんがおいしかった」とのこと。
お店の名前や場所などは忘れてしまったそうでしたが、鯖が好きな私は、どうしてもそのお店に行ってみたいと思いました。
少し日が暮れてきた長浜の町。
この辺りは北国街道というそうです。
昔から都と北陸を結ぶ商人が行き来していたので、古い建物がたくさん残っています。
さて、同行のさとさんから「夕食はどうする?」と聞かれたので、「鯖がおいしい古いお店があるらしいので、そこに行ってみたいの」と相談したところ、「きっとこのお店に違いないわ」と連れて行ってもらったのが、こちらの
「翼果桜(よかろう)」▼でした。
たしかに古い建物のお店で、私好みです。
店内をちょっとセピア色にしてみました。
私は鯖は好きですけれど、でもそうめんとの組合せというのがどうも想像できませんでしたが、それを注文してみました。
ドーンと出てきたのがこちらの「焼鯖そうめん」。
色はイマイチですけれど、味がじっくりとしみていて、とてもおいしかったですよ。
茹でたそうめんの上に鯖がどっしりと乗っていました。
鯖を焼いてそして甘辛くしっかりと味付けられています。
その煮汁がそうめんにしみて、とてもおいしかったですよ。
もう一品は鯖寿司。
これもよくあるしめ鯖よりも鯖がずっとしっとりとしていて、寿司飯も甘酸っぱくておいしかったですね。
滋賀県というところは琵琶湖の魚がおいしいし、近江牛も有名だし、近江米もあるので、食生活はとても豊かなところなんだなと思いました。
鯖そうめんの由来などはこちらに詳しく書かれています。
「鯖そうめん」▼
お店の床の間にはクラシックなランプが。
鯖料理で満腹になり、おしゃべりをしていて楽しくなったので、お店を出て、駅の方に行ったとき、忘れものに気づきました。
せっかく買った傘をふたりともお店に置き忘れてしまったのです。
ところがお店に取りに戻っても、私たちが最後の客だったのかお店にはもう鍵がかかっていて、いくら声をかけても反応がありません。
ああ、新品の傘をどうしようかと思案していたところ、向かいのお店のご主人が助け船を出してくださいました。
それで何とか買ったばかりの傘を受け取ることができたのですが、こういう親切って都会のお店ではきっと体験できないことだと思うので、長浜っていいなと、改めて感激しました。
その時の関西弁が、ちょっと乱暴な話し方でしたがとても耳障り良く響きました。
ちなみにこちらは、ちょっと珍しいソフトクリームのご紹介。
「炭」でできているそうです。
「キッチンカフェ パクト」▼という黒壁スクエアにあるイタリアン風カフェのオリジナルアイスでした。
(長浜の旅はまだまだ続きます。)
6 件のコメント:
おぉ、焼鯖そうめんですか。初めて知りました。
迫力がありますね。これで一人前なの?ボリュームたっぷりですね。
私も鯖は嫌いじゃないけど、麺が生臭くなったりはしないの?
地元のお料理とお店の方の温かさに触れて、素敵な旅になりましたね。
マサさん、私も鯖とそうめんの組み合わせって信じられなかったけれど、しっかりと焼いてあるせいか、魚臭さはしなかったわね。
しめさばにしても、普通は焦がさないですよね。
でもこれは病みつきになりますよ。
Kデパートの全国うまいもの市では売っていないかしらね?
こんばんは!
セピア調の長浜 いい感じですよ。
関西の味はどうでしたか。
酢めしは苦手ですが、鯖すしは美味しいです。
先日 日吉大社の後、石山寺にも行き、お土産に「ほんもろこ」の佃煮を買いました。
アユよりも高い値段でしたが、酒の肴にとてもよく合いましたよ。
高価な傘が戻って よかったですね。
ハッセルぶらっとさん、こんばんは。
石山寺は2008年に伺いましたが、ほんもろこというのは知りませんでした。お酒の肴にいいのですね。
滋賀県のファンになりましたよ。これまでは滋賀県というと申し訳ないのですが琵琶湖くらいしか思い浮かばなかったのですが、自分の足で歩くととてもいいところだと気づきました。
特に長浜は「全国で住んでみたい町ランキング」には必ず上位に入るところだと自慢していましたが、ほんとうにそうだと思います。
傘は高価ではなく、実は1000円だったのですが、東京で買うと5000円はする品でした。
ごめん!
下の記事にこの鯖そうめんの話を書いちゃった(苦笑)
ボケてます~
焼き鯖寿司は美味しいよ!
これはオススメです。
さとさん、あの鯖そうめんはおいしかったですね。見かけには驚きましたけれど、味がよくしみていて、私は大好きでしたよ。
翌日はひとりだったので、ロクなものを食べなかったので、今回の食事といえばあの鯖が思い出されます。
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