滋賀県東近江市にある五箇荘を見学して彦根に着きましたが、ホテルの部屋にいても寒くて、エアコンをガンガン高温にして、ツインベッドのもう1枚の布団まで重ねてかけて寝ました。
「こんなに冷えるのだから明日は寒いだろうな」と予想していました。
そして翌朝目を覚まして窓から外を眺めてみたら、こんなふうに雪でうっすらと白くなっていました。
「これでお城まで歩いて行けるかしら」と思いましたが、とりあえず朝ごはん(無料サービスでした)を食べて、ホテルのフロントのお兄さんに天気の予想を尋ねたところ、
「今日のこの雪はこれからもっと降りそうですね」と言うのよ。
そのうちにこんなふうに雪が積もってきました。
近江鉄道バスも真っ白。
横なぐりの雪でした。もうお城も見えるはずもありません。
雪に埋もれて帰れなくなったら困るので、すぐに荷物をまとめて駅に行きましたが、駅まで1分ほどなのに、雪が積もっていて歩くのが大変でした。
そしてJRで米原まで行き、そこで帰りの新幹線の切符を交換してもらい、8時40分くらいの「ひかり」で帰ることにしました。
新幹線のホームにもこんなに雪が積もっていました。
ローカル線はもっと積もっていましたが、カメラを取り出すのも滑りそうで大変で、写せませんでした。
「ひかり」がやってきました。
それで彦根見学はあきらめて、新幹線に乗り込んだのですが、実は私は彦根についてはあまり予備知識がありませんでした。
ところが東京に戻ってから、たまたま彦根を舞台とした小説を読みましたが、その読後感がすごくよかったので、その知識をもとにもう一度あらためて彦根に行ってみようと思いました。
その本というのは、井伊直弼とその彼女の一生を描いた諸田玲子さんの「奸婦にあらず」ですが、この小説についてはまた後ほどご紹介しますね。すごい力作です。
彦根城は「幻の彦根城」となってしまいましたが、この小説のおかげで、小説の舞台になった彦根の埋木舎や五百羅漢の円寧寺、多賀大社なども是非行ってみたいと思いました。
さて新幹線は途中までは普通に動いていましたが、だんだん遅れてきました。
名古屋の手前です。
ついに止まってしまいました。
そしてそのあとものろのろと走ったのですが、実はこの旅行はここまでは前半であり、後半も続くのです。
その後の旅行記はまたあとでね。
2 件のコメント:
こんばんは
彦根や米原は県境なので、毎年大雪になるんですよ。
彦根城は残念でしたね。
小学生のときに一度行きましたが、まだ化粧直しをしてない時の城なので、床の節穴から 下の見学者が見えていました。
米原の駅、「のぞみ」が通過したら、粉雪が凄く舞うので、ホームでは待てないでしょうね。
ハッセルぶらっとさん、滋賀県は雪国ということを甘く見ていましたね。あんなに積もるとは思いませんでしたよ。
それに比べたら東京の雪なんぞ可愛いものです。2センチくらいでも大騒ぎですものね。
井伊直弼が江戸では珍しいほど雪が降った3月3日に殺されたというのも、何かの因縁かもしれませんね。
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