さて2012年2月2日、朝には大雪の彦根を立ち新幹線に乗り、お昼にはぽかぽか陽気の小田原でお城見物と買い物を楽しみました。
最近は旅行をするときは着物が多く、それで足元は草履なのですが、このスタイルだといくらでも歩けるのですが、あいにくと今回の旅行は悪天候の予想だったのでロング・ブーツでした。
ところがブーツだと長く歩いていると、足の指の付け根が痛くなるのですよね。
それでどこかで休みたくなりました。
そして駅前で梅干を買った時、そこのお店のお姉さんに「このあたりでおいしいケーキ屋さんはないかしら」と聞いたところ、「喫茶室風のところならいいところがりますよ」と教えてくれたのが「山口菓子舗」でした。
「1階はケーキ屋さんですけれど、2階でそのケーキを召し上がれますよ」とのことでした。
「舗」というちょっと昔風のネーミングに引かれて、駅から繁華街を少し歩くと、白い二階建てのお店が見えてきました。
出窓がついていて、字が右から書いてあるレトロな雰囲気のお店でした。
お姉さんのアドバイス通り、1階のお店でケーキを選んで2階に上がるとそこは町の喧騒を忘れさせてくれるようなゆったりとした空間でした。
コーヒーを添えてケーキを運んできてくれた店員さんも、清楚という言葉がぴったりの方でした。
ケーキは小ぶりでしたが、中身も凝っていてしっかりと甘味があり、おいしかったですね。
このセットで530円だったかしら。お値段も魅力でしたね。
お客さんも地元に住んでいるような中年のカップルだけで、黙ってふたりで読書をしていたりしていました。
こういう素敵なお店はあまり人が来ないでほしいなという感じでした。
山口菓子舗の食べログ▼
お店の情報を見ると、ここはかなり古くから営業しているところのようですね。
このお店でしばし休憩をして、また小田原の駅に戻りました。
そして東海道線と湘南電車を乗り継ぎ、新宿まで戻り、長い一日の旅行の終点にたどり着いたのでした。
今回の旅行は、さとさんの昔の素敵な写真を拝見することができたり、掘り出し物の帯を見つけたり、おいしいケーキをいただけたりと、予想外の出会いがあって、それもまた楽しい思い出となった旅行でした。
むかし町・五箇荘1▼
むかし町・五箇荘2▼
むかし町・五箇荘3▼
むかし町・五箇荘4▼
幻の彦根城 ▼
彦根から小田原へ1▼
彦根から小田原へ2▼
小田原城土産▼
2 件のコメント:
まぁ、なんともレトロで素敵なお店ですこと。ゆったりした気分でコーヒーを味わえますよね。最近は大手コーヒーチェーン店(スタバとか)が幅をきかせているけど、落ち着けないもの。
小田原では、いい買い物をしましたよね。干物とか、梅干しとか、なにより帯が掘り出し物だわ。いい買い物ができると、気分がいいというか、ウキウキしますよね。
マサさん、そうなの、いまどきこんな感じのお店は少ないですよね。「喫茶室」という感じだったかしら。1階には和菓子も売っていましたよ。
帯はよかったですね。旅先で安くて気に入ったのが見つかるとほんと嬉しいわね。
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