2015年7月11日土曜日

手元にない着物 5 ~お譲り会~

前回、「手元にない着物 4」▼に書いたように、私は安い着物を買っては嬉しくなり、何回かはそれを着て、そして手放すということを繰り返していました。

この頃は、あまり着なくなった着物は、たんすやさんに引き取ってもらったりしていました。
ここは10枚以上(帯や羽織なども合せて)まとめると、専用の段ボール箱を送ってきてくれて、送料は着払いで引き取ってくれます。
そして売った代金は銀行振り込みで払われます。
引き取り金額は大した額にはなりませんが、箪笥の中身を一掃するにはよいシステムでしょう。

また催事のときは、着物や帯を会場に持参すると、1枚500円で引き取ってくれて、金券と交換してくれます。
この引き取りもよく利用しました。

ただし、自分が好きだった着物は、見知らぬ人の手に渡るよりも、顔の分かった人にお譲りしたほうがいいのではと思うこともあり、そういう着物は、最近は、きもの倶楽部▼のお譲り会に持参することもあります。

こちらはとても気に入っていた藤色の紬なのですが、仕立てと私の体型があっていないせいか、肩にしわが寄ってしまうのが嫌でした。たぶん私の肩幅が狭すぎるせいだと思います。他は何の問題もありませんでした。
それでお譲り会に持っていきました。
私の知らない間に、どなたかが気に入って持ち帰られたようです。


こちらは鎌倉で買った小紋です。
似合う着物の柄を選んでくれるというセミナーに参加した時、
「あなたは大柄の模様は似合わない。小さすぎるのも似合わない。10センチくらいの大きさの飛び柄が良い」というアドバイスを受けた後、そのような柄を探していた時に見つけた着物です。
ただし、模様の大きさは良かったのですが、色合いがどうも私には似合わなかったようです。
それ以外は寸法も生地の手触りも問題ありませんでした。
それでお譲り会に持参したところ、私よりもほっそりとした方が気に入って下さってお持ち帰りになりました。


こちらは京都の女医さんからいただいた着物で、寸法は私には大きめだったのですが、上品な着物なので、お正月には必ず着ていました。
白地に青や赤のお花が可愛らしいのですが、年齢を考えると、今後は着ないかもしれないと思い、お譲り会に持参しました。
30歳代くらいの、私より大柄の方が気に入ってお持ち帰りになりました。
とても良いものだと思いますので、活用していただくと嬉しいですね。


こんなふうにして、私は着物のお譲り会を利用しています。

もちろん、私が譲っていただくこともあり、とてもよいシステムだと思っています。

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