「手元にない着物」シリーズもそろそろ一段落しようと思います。
またいつか第二弾をするかもしれませんが・・・。
着物を着始めて5年半の間、あちこちでリサイクル着物を買ってきました。
その思い出の場所を忘れないよう、ここに残しておきます。
一番最初に出会い、そして今でもよく利用しているのは、地元の神社の境内で毎月1回開かれる骨董市です。
こちらは、まだ着物のことをよく分からないころに買った紬。
写真ではよく見えませんが、モノクロの地に、赤や紫、黄色の飛び模様が入っていました。
それにしても、着方がもっさりしていますね。
これも同じころ、地元の骨董市で買った紬。
これは上前に穴があいていたので、かけはぎをしてもらった▼、といういわくつきの着物です。
ということで、安く買ったのに、かけはぎ代を合わせるとかなり高くなりました。
でもそのお詫びとして、小紋を無料で1枚いただいてきたという思い出もあります。
世田谷のボロ市も、何回も出かけ、ずいぶんとお世話になりました。
私のブログにもよく登場しています。
これは何を考えて買ってしまったのか分かりませんが、とにかく派手な着物でした。
どっしりとした縮緬が重くて、外へは着て行った記憶がありません。
何かにリメイクしようと思ってとっておきましたが、結局、手放してしまいました。
こちらも世田谷ボロ市です。
更紗の着物ですが、寸法はドンピシャでしたが、私の顔色と似合わなかったですね。
蛇足ですが、更紗にまつわるお話はこちら▼。
お暇でしたら、お読みください。
高幡不動の骨董市もよく利用しました。
ここは新撰組の土方歳三にまつわるお寺です。
矢絣の夏着物。
いちど、こういう着物を着てみたかったのです。
でもあまりにアンティークすぎて、着ていてヒヤヒヤの着物でした。
骨董市は、他にも有楽町、相模大野、五日市、川越、町田などあちこちに出没しました。
そのたびに、地元の骨董市でお世話になっているおじさんとも顔を合わせるので、それが楽しくて、あちこち出かけています。
お買い物よりも、その場の雰囲気を楽しんでいます。
骨董市以外のお店ですが、たんすやさんはよく利用していました。
以前、下北沢にも「TOKYO135」というたんすやさんの若向きのお店があって(今は普通のたんすやさんになってしまった)、着始めたころは、ずいぶんとお世話になりました。
これはそこで買った青い単衣着物ですが、大好きで何回も着ました。
自分で洗って、生地がしわしわになってしまったので、呉服屋さんでプレスだけしてもらったこともありました。
なんとなく仲居さんふうですね。
これは自由が丘のたんすやさんで買った綸子の着物。
こういう正統派の着物が1枚必要だと思って買いましたが、やはり私の雰囲気ではなかったようです。
安かったのに、コストパフォーマンスは高くつきました。
たんすやさんは、他にも浅草、新宿、吉祥寺、聖蹟桜ヶ丘、二子玉川、笹塚、京都、名古屋などあちこちのお店を利用させていただきましたが、チェーン店とはいえ、それぞれのお店で個性もあり、扱っている品もいろいろなようです。
とはいえ、買い物だけのために出かけるのではありません。
用事があるとき、その近くに着物屋さんやリサイクルショップがあるかどうかチェックして、そしてついでに出かけているという具合です。
こちらも下北沢ですが、「長谷川」というお店。
珍しい色の大島です。
丈が長くて着づらかったのですが、今なら直せるのに、手放してしまってもったいないことをしました。
仕事をしていた時は、田園都市線沿線のお店もよく利用していました。
これはかなり古いお召でした。着やすかったのですが、気がつくと手元にありませんでした。
他にも神楽坂のフリマ、銀座や横浜の着物今昔市、普通のおうちを開放したフリマなど、随分といろいろなところでリサイクル着物を買っていました。
これもよい勉強にはなりましたが、無駄遣いもしていましたね。
ちゃんとした着物の指導者がいれば、もう少し着物の揃え方もうまくできたのかもしれませんが、ちょっと回り道をしてしまいました。
おまけに、着物だけ買ってしまって、合う帯がないとか、反対に帯だけ気に入って買っても合わせる着物がないとか、ずいぶんおバカなことも体験してきました。
でもいろんな種類の着物を着ることができて、よい体験にはなりました。
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手元にない着物 1 ~初めての着物~▼
手元にない着物 2 ~カナダへ渡った着物~▼
手元にない着物 3 ~チュニックに~▼
手元にない着物 4 ~安く買った着物~▼
手元にない着物 5 ~お譲り会~▼
手元にない着物 6 ~買った場所の思い出▼
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