2008年9月2日火曜日

妻夫木く~ん



妻夫木聡主演の映画「憑神」をDVDで見ました。

時は幕末、うだつの上がらない武士に次々にとりついたのは、貧乏神、疫病神、そしてなんと死神。

この映画は浅田次郎さんの原作を映画化したものなんだけれど、浅田ファンの私にしては未読の小説だったの。

ストリーも面白かったけれど、何と言っても芸達者な俳優さんがいっぱい出ていて、それが楽しめたわ。

妻夫木くんの母親役は夏木マリ、お兄さんは佐々木蔵之介、貧乏神は西田敏行、疫病神は赤井英和、町のそばやは香川照之、勝海舟は江口洋介・・・そういう配役が楽しめたわ。
とくに夏木マリは老女役なんだけれど、武士の妻というきりりとした様子がぴったりだったの。

もちろん、妻夫木くんは十分にかっこよかったわよ~。
彼は代々影武者の家系の武士ということになっているのだけど、最後は将軍慶喜の影武者になってしまうの。

それにしても、今から100年少し前には、日本もドサクサの国だったという感じがするわ。

この時代には日本人同士で戦っていたなんて、ちょっと信じられないけれど、それが歴史というもの。

なんだか昨日の福田さんの投げやり退陣と重なって見えるような時代背景のお話でした。

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最後に原作者の浅田次郎さんが現代人のスタイルで登場するのだけれど、これはちょっと蛇足かな。

浅田さんといえば、数年前に市の施設であった講演会で間近に拝見しました。
ダンディでかっこよかったわよ。

彼の著作は長編、短編といろいろあるけれど、どれも大好き。
世間では「ポッポや」が代表作のように言われているけれど、私としてはヤクザ稼業が主人公の本とか歴史物のほうが私は好み。

さて、「憑神」も読んでみようかな。

4 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

浅田次郎の作品は、あまり読んでいないのでエラソーなことは言えないけど、やさしくてホロッと来る感じ。後味がいいの。

そういえば、「ザ・マジックアワー」のジャパンプレミアムで、妻夫木クンを見たっけ。可愛かった。顔がとても小さいのよね。
まあ、私の関心は佐藤浩市にあったのだけど。

おおしまとしこ さんのコメント...

マサさん、本物の妻夫木くんに会えたのね。羨ましい。彼はウォーターボーイズの時から、可愛いなと思っていたの。今回の映画は10歳くらいの子供のいるお父さん役だったけれど、初々しかったわよ。
うーん、佐藤浩市も悪くはないけれど、アクが強そう。彼はやはり浅田次郎の「壬生義士伝」ですごくいい役をしていましたよ。その時は中井貴一が主演でしたけれどね。この本もお勧めです。

匿名 さんのコメント...

妻夫木くんは素直ないい青年という感じだけど演技をじっくり見たことがないのよね。
脇役が凄いメンバーね。
やはりある程度年を重ねて行かないといい味は出ないのよ(笑)
私達もこれから~かなぁ。

おおしまとしこ さんのコメント...

さとさん、そうよ、年齢を重ねた役者さんが揃わないといい映画はできないわよね。他にもたくさん出演していました。それと子役がものすごく上手。年寄り(?)と子供を大事にしないといけないわね。