2013年10月1日火曜日

愛知の旅 3 帝国ホテル

犬山の明治村には帝国ホテルもありました。

帝国ホテルは1890年(明治23年)に千代田区内幸町に開業したそうですが、その後、この正面玄関はアメリカ人建築家のフランク・ロイド・ライトにより1923年(大正12年)に建てられました。開業はちょうど関東大震災当日だったそうですが、重厚なホテルは大震災にもびくともしなかったそうです。その後、戦争の被害もありましたが、1967年(昭和42年)にライトの建物は閉鎖されたそうです。

ボランティアガイドさんに写していただいた写真です。
赤じゅうたんが鮮やかですね。
この階段を降りるときは、なんだか映画スターになったような気分でした。


帝国ホテルは、かつてマリリンモンローなどの有名人が泊まったホテルですが、外観も内部もとても重厚で気品がありました。

ホテルの中の調度品も、すべてライトが設計を指示したのだそうです。それで建物との統一感があるのでしょうね。


この椅子、現代的ですね。


3階まで吹き抜けのロビーです。
透かし彫りのレンガの隙間から入ってくる光がとても美しかったです。


ピアノバー。
こんなところでカクテルを飲みながら、ピアノ演奏を聴いたらいいでしょうね。


この建築はどこかで似たものを見たことがある、と思っていたら、私の卒業した大学の建物はライトの弟子のレーモンドという人が設計したものでした。それでなんとなく厳かな感じが似ているのだと気づきました。


帝国ホテルの噴水をバックにして写真を若い女性に写していただきました。
その方は明治村が大好きで、年間パスを持って、しょっちゅう来訪しているのだとか。
あちこち見どころなどを教えてもらいました。


今ではこのような建築は建てられないでしょうね。

実は、このホテルのれんがは、翌日のINAXミュージアムでも再会することとなったのでした。

(この項、続きます)


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