今日はすっきりと爽やかなお天気だったので、白地にブルーの横縞の入った紬を着て、この前買った黒い帯を締めて、母のところに行きました。
ホームでは、午前の体操が終わって、お昼ご飯の時間になりました。
今日のランチは、ヒラメのトマトソース煮(マッシュルームやもやしなど野菜入り)、ごぼうとアスパラのきんぴら風、大根の味噌汁、キーウィーでした。栄養のバランスも良く取れていますよね。
ホームのおばあさんたち、私の着物姿を見て、「やっぱり日本人は着物がいいわね~」とか「一人で着られてえらいわね~」と言ってくれました。いつもは無口のおじいさんも、「おや、ハイカラだね」とにんまりしていました。
このところ何回か連続して着物姿で行くので、おばあさんたちからは「お茶のお稽古に行っているの?」と聞かれたり、「立ち姿がすっきりしていていいわ」と褒められたり、「私もタンスの中にたくさん着物があってね~」とかおしゃべりができて、結構、着物のことが話の種になるのです。
老人ホームや子ども病院では「アニマル・セラピー」というのがあって、動物がいるだけでそこにいる人の癒しになるそうですけれど、私の場合は、せめて着物姿で行くことで、ホームのおばあさんやおじいさんたちにとってほっとする時間を提供できたらな、なんて思いました。
私にしても、いつもはパソコンの前に座ってメールやインターネットばかりの仕事なので、週末は着物になるのが、よい気分転換なのです。
妹から送られてきた母の日のカーネーションもまだ咲いていました。
この着物、横縞だけなら良かったのだけれど、なんだか妙な花柄が付いているので、ちょっと買おうかどうか、迷ったんですよ。
でも、この着物、近くの神社で行われている骨董市で1,000円で買ったものなんですよ。そうは見えないでしょ。身丈も裄もぴったりなので、買っちゃいました。
こちらがその骨董市の様子。
神社の境内で買ったその程度の金額の着物で、ホームのみんなが喜んでくれるのならお安いものですよね。
肝心の母は、何回も何回も「黒い帯はどんな着物にも合うからいいね~」とそればかり繰り返していたわ。
でも、帯を自分で写すのは難しいわね。
この帯、締めやすいし、安い着物もそれなりに見えるかもね。お買い得だったわ。
10 件のコメント:
ユニクロ値段で着物は良いですね♪
これだけ揃ってくると、組み合わせを楽しんだりもできるでしょ?また雰囲気が代わったりして楽しそう。
お年寄りとの会話が弾むのも良いですね。としちゃんがいくのを楽しみにしてくれますよね
そうね、ユニクロの製品は海外で大量に安く仕上げているのだろうけれど、着物に関しては、本当にひと針、ひと針、手縫いで仕上げているでしょ。
それなのにこんなに安い値段というのは、申し訳ないなと思いつつ、これまで箪笥の肥やしにしていたかもしれないので、日の目に当ててあげられたらと思うわね。
縫った人、着た人のぬくもりが感じられるわ。1000円でも穴があいているわけじゃないし、ほんのちょっぴりシミがあるくらいなんですもの。
横縞模様の着物 裾に花のポイントがあって、最近のデザインらしくて いいと思います。
着物で癒し 素敵です。
さりげなく が いいんですよね^^
涼しげな紬ですね。今の時期にピッタリ。帯締めも素敵。よく映えるわ。
骨董市って、あの布○天神で行なわれるものですよね。こんなに近くに住んでいながら、まだ行ったことがないの。出店は陶器の類だと思っていたの。
それにしても、1000円とはビックリですよね。どうしてこんなに安く売ることが出来るんでしょう~。
着物姿のとしちゃんは、ホームの人気者ですね。無口のおじいさんも、目を奪われたのね。
皆さんに、楽しい話題と刺激と癒しを提供するとは、素敵なことだわ。
ハッセルぶらっとさん、こんにちは。
リサイクル着物というのは、昔のもので二度と作れないようなものはすごく高いらしいのですよ。でもつい最近作ったようなものは、意外と安いみたいですね。
ホームで働いているスタッフの人たちは、動きやすいようにエプロンにトレパンのようなスタイルなので、着物姿の人間がいるとちょっと奇異な雰囲気かもしれないですけどね。
マサさん、ここの骨董市にはいろんなものが出ているわよ。お母様の方がよくご存知だと思うけれど、ヨーロッパのレトロなアクセサリーもあるし、どこかのお蔵から出て来たような食器類もあるし、帯関係も多いわね。
次回は6月の第二日曜日なので、足を運んでみてはいかが?晴れているといいけどね。
色はシックで柄が入ってるなんてモダンですね!いい色です。
黒の帯との調和がとれててすごく素敵です。
帯締めがまた引き立ちますね、思い切った色あわせで面白いです。
それにしても上手に着物を選びますね(笑)
感心するわ!
私が先日撮影したのは黒地の夏物です。
太ったからだが少しはスマートに写ってるかなぁ??
さとさん、黒地の夏の着物って素敵でしょうね。まだ絽とか紗ではないのでしょう? あの緑の木々の中ですくっと立った姿、こっそり見せてね。
帯締めは帯揚げと一緒にネットで格安で買ったので、色が見本よりもどぎつくてどうしようかと思ったのだけれど、ホームのおばあさんたちにははっきりした色の方がいいかな、なんて思って締めていっちゃいました。
着物セラピー、ご自分で楽しめて
周囲を華やかにして楽しんでいただく。
最高じゃないですか。
施設って何と無く作業服のような方が
多いので、着物で歩かれるとそれだけで
目を惹きますね。
ましてや、背筋のシャンとした美女が
歩いていれば、おじいちゃまたちの背筋も
シャンとしちゃうわ。うふふふ!
真蘭さん、まさか、美女とは縁遠いのですが、自分も楽しめ、周りも楽しめるのなら、それでいいのかな、なんて感じですね。
でもね、いちおう毎回組み合わせを変えて言っているのだけれど、母などはぼけているから、「いつも同じ着物で大変だね~」というのよ。どこを見ているんでしょうね。
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