娘の家に一歩足を踏み入れると、玄関マットからティッシュ・ケースから、パンダばかりで揃えてあるのです。
そんな娘から「阿佐ヶ谷にパンダ・カフェというのがあるので、一緒に行ってみる?」と尋ねられました。
私はパンダはそれほど特別興味はありませんけれど、中央線育ちなので阿佐ヶ谷という場所に魅かれて、一緒に行ってみることにしました。
パンダ・カフェの場所は杉並区役所と阿佐ヶ谷駅の中間あたりかしら。
通りを探しながら歩いていると、ありました、ありました!
可愛いパンダが下がっています。
細い階段を2階に上ると、そこがパンダ・カフェです。
ドアを開けると、「わぁ!」 と声が出てしまうほど、何から何までパンダづくしです。
お人形はもちろんパンダです。
こんなミニチュア・パンダも。
どれもこれもみなパンダ。
食べ物にもパンダがついてきます。
しょうが焼定食には海苔のパンダ。
キーマカレーにはチーズでパンダ。
飲みものもパンダ模様。シュガー・スティックまでパンダ。
なんとトイレット・ペーパーまでパンダ模様でした。もったいなくてあまり使えなかったわ。
ここではパンダ・グッズのお土産もたくさん売っているので、娘はパンダの花瓶とかステッカーとかあれこれ買っていましたよ。
あまりにパンダばかりなので、娘には
「そんなにパンダが好きなら、子どもの名前はパン太にしたらどう?」と提案したほどです。
カフェの出口ではパンダたちがお見送りをしてくれました。
阿佐ヶ谷は8月上旬に開かれる七夕祭りの準備をしているところでした。
私が子どもの頃は、阿佐ヶ谷の七夕には荻窪から都電でお出かけをしていました。
往復料金が15円だったかな?
そしていつの間にか都電は廃止になり、丸ノ内線ができたのです。
阿佐ヶ谷はそんな思いで深い町でした。