高校時代のクラスメイトに誘われて、柳家小菊さんの会に行ってきました。
題して「好きに唄わせて」。
会場は四谷3丁目にある「綜合藝術茶房 茶会記(さかいき)」というところでした。
ごく普通の住宅街にあり、なんとも不思議な空間でした。
このドアを押して入ります。
会場にはピアノも置いてあり、ジャズの生演奏なども行われているようです。
入場料にはワンドリンクが含まれていたので、ビールを飲みながらの観賞でした。
小菊さんは寄席では「色もの」と呼ばれるジャンルで活躍されていらっしゃる方です。
とてもお綺麗な方。
淡い水色の絽の小紋に、青いもみじの帯が素敵でした。
サービス精神満点の方で、楽しいおしゃべりで雰囲気を盛り上げます。
図々しくも、一番前の席で聞かせていただきました。
演奏された曲は、新内、都都逸、小唄、端唄・・・・どれがどれだか、はっきりとした区別はできないのですが、三味線に合わせた小さな曲をたくさん聞かせていただきました。
「さのさ」の替え歌バージョン、男女の微妙な関係を歌ったもの、呉服の織り方や産地を次々に歌ったもの、歌舞伎役者の屋号を歌ったもの、さまざまなジャンルの歌のオンパレードでした。
三味線の糸を押さえる指使いがとても颯爽としていました。
粋な世界でしたね。
クラスメイトは、本業はモダンダンスの先生なのですが、なんと数年前にはこの小菊姐さんに弟子入りをして三味線を弾いていた時期もあったのだとか。洋の人だと思っていたのですが、和の世界にも通じる人だったのです。
そんな彼女の和服姿。
待ち合わせ場所に、黒の透けた羽織で登場しました。
「おっ、お主、できるな。」という感じでした。
男物の羽織だそうですが、背中には手づくりのスパンコールでおしゃれな紋を付けていました。
着物は「くるり」のでしたが、大きなモノクロの格子がいいですね。
帯はオカダヤでインテリア用の生地を買ってきて、ご自分で仕立てたものだとか。
さすが、たくさんの舞台衣装を手がけてきた彼女ならではの和服姿でした。
私は、先日仕立て上がったばかりの青い木綿着物。
小唄の世界にはぴったりでしょ。
粋で元気の良い小菊さんや友人の姿に接して、私も前向きにいこうと思ったのでした。
4 件のコメント:
小菊さんも粋でキレイだけど、男物の羽織をさっそうと羽織るお友達も、素敵な方ですね。
着物姿からはモダンダンスの先生をイメージできないのだけど、きっと美しい立ち姿なんでしょう。
としちゃんも充分前向きで素敵だと思います。
マサさん、着物姿の友人、素敵でしょ。
もう何十年とダンスの世界にいる人なのですが、着物もお似合いです。
それにうちの孫に甚ベイを縫ってくれたように、縫いものも得意なのよ。
私も見習わないと。
お知らせありがとう。
超モダンですね。
彼女は自分でちょこっと
刺繍したりしちゃうのね。
Sに小さいころ着物を作って
もらって宝物として
取っています。
TK君に地下鉄で会ったこと
コメントの返事で書いたけど
お互い相変わらずといった感じで
ウォーキングとか続けているとのこと。
健康の話ばかりでした。
Sちゃんの着物もあるのね。
彼女は親戚やお友達に赤ちゃんが生まれると、
すぐに手縫いで着物や甚ベイを作るそうです。
ほんとに宝物ですよね。
TKさんは早い頃から退職していますよね。
悠々自適という感じね。
私も退職後の生活をどうすべきか、今頃になって考えてしまっていますね。
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