去年のことになりますが、12月中旬、「源氏物語を楽しむ会」を開催しました。
今回は、Sさんが久しぶりに参加されました。
今回も玉鬘を巡るお話「藤袴」の続きでした。「藤袴」は意外と長い巻ですね。
お話は、右大臣の息子・柏木が、父の代理で玉鬘の所にやってきたところから始まりました。
柏木は、それまでは「玉鬘は光源氏の娘なので、恋の相手には最適だ」と思っていたはずですが、なんと彼女は実のお姉さんと分かり、がっくり。弟としてはやるせない思いでしょうね。
この巻は、ほんとに人間関係が複雑なので、関係図を載せておきますね。
そして物語は9月になりました。なんと「初霜がおりた」と書かれていました。いくら京都とは言え、ちょっと早いような気がしますが。
玉鬘の元に、あちこちから恋文が届きます。
髭黒、蛍兵部卿宮、左兵衛督からも。モテモテなんですね。
ところで源氏物語について多くの著作を出している山本淳子さんによれば、この時代、異母兄弟が多かったのですが、それを知らずに恋愛の対象としてしまうこともよくあることだったようです。
またこの時代に結婚が認められていたのは、三親等からで、叔父と姪の関係は認められていたそうです。ですから光源氏の弟の蛍兵部卿宮も玉鬘に求婚していたのですね。
平安時代の貴族たちは、とても狭い世界に生きていたので、恋愛相手も限られていたようです。
こちらは藤袴の花を手にした夕霧が、玉鬘を訪ねる場面です。桃山時代の土佐光吉の屏風です。
0 件のコメント:
コメントを投稿