2008年4月2日水曜日
ひとりっ子
ブログを始めたのにはいろいろな理由があるけれど、そのひとつに、昔、書いておいたことを何らかの記録として残しておきたかったからなの。
とはいえ、ITの進歩はすさまじいから、あと何年、ブログというものが存在するか分からないけどね。
まず、クローゼットから取り出したのは、今から20年前の「NHKおかあさんの勉強室」という冊子。
昭和63年5月号よ。
もう埃だらけで、ぼろぼろになっています。
これは幼児を持つ母親向けの教養誌といったところかしら。今でもあるかどうかは不明。
「今日の料理」とかいう雑誌のスタイルと同じです。
その後ろのほうに「読者のひろば」というのがあって、この号のテーマは
「上の子、下の子、ひとりっ子」でした。
そういう特集があったので、私もひとりっ子の娘をもつ母親親として投書をしたと思うのだけど、その文章が掲載されたの。
ところで著作権は私にあると思うのだけれど、出版発行権は20年経っても、まだNHKが持っているのかしら?
一部だけ紹介するならOKかな?
最初の出だしは、
「2歳半の娘はひとりっ子です。経済的理由や私の年齢からして、主人と考えてもう生まないことにしました。」という文章で始まるのよ。
たしかに当時としては、高年齢出産だったから、ひとりで十分だったの。今では40過ぎでも生んでいるのに、そのときは、マル高と言われていましたね。
そして中盤では、
「娘は彼女なりに家庭環境を把握しつつあるようですが、とにかく大の赤ちゃん好き。」と書いています。
でも、今の娘を見ると、そういうふうには思えないんですけどね。
やはり小さな子供には、自分より小さな赤ちゃんが欲しいのかしら?
最後のほうには、
「将来、大きくなってからどうしてひとりっ子なのかとうらまれるかもしれません。」
とも書いています。
でも、今になって、うらやまれることはありませんね。
いわゆるひとりっ子のようなべたべた感はないし、親のほうもあまり期待していないし。。。。
締めくくりは、
「たくさんの友人をつくってやり、そして両親の愛情豊かに育ててやりたいと思います。」と書いています。
こんな陳腐な文章でも掲載されたというのは、どういうことかしら?
幼児を持つ母親は忙しいから、誰も投書なんかしなかったのでしょうね。
このとき、掲載のお礼に腕時計をいただいた記憶があるのよ。
鼈甲のようなバンドがついたしゃれた時計でした。
子供も20年も経つと、変わってしまうものですね。
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2 件のコメント:
陳腐な文章だなんて、謙遜ですよ。一部分とはいえ、お子さんに向ける親の愛情が伝わってくる文章ですよね。
お嬢さんは、ご存知なんでしょうか。読まれたら、きっと感動するでしょうね。
いえいえ、マサさんのように、愛情があふれている母親ではありませんので。
でも子供が小さいときには、どんな母親でも子供を守ってあげないと、大きくなりませんものね。
娘は当然知りません。まあ、お嫁に行くときにでも読ませてあげようかしら?
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