今日はちょっと歴史のお勉強です。
東照宮というのは、言わずと知れた江戸幕府の最初の将軍、徳川家康を祀った神社です。
一番有名なのが、日光東照宮。それに久能山の東照宮も有名よね。
それと同じ造りの東照宮が、ここ上野にもあるのです。
上野東照宮には、家康のほかに、八代将軍吉宗や最後の将軍慶喜も祀られているんですって。
この建物は関東大震災にも壊れず、第二次世界大戦のときでも焼失しなかったそうで、江戸時代の面影が残されているわけ。かなり古めかしいですよね。
でも、今、上野を歩く人で東照宮にお参りする人は少ないみたいね。私もここにあることは知ってはいたけれど、それほど関心はなかったの。むしろ外国人の姿が目に付きました。
日本人として上野東照宮を知らないでいるのは、それもちょっと淋しいけれど、ここはいろんなものがあって面白いところです。
なにしろ、石灯籠や銅の灯籠がたくさんあるの。
石の灯籠は全国の諸大名より奉納されたもの。200以上あるらしいわ。
銅の灯籠は紀州、水戸、尾張の御三家が寄進したものや諸大名が寄進したものだそうです。
たくさんの灯籠が立っている姿は、まるでロボットのようでした。
本殿は今は修理中だったのだけど、貴重なものも見られます。
これ(下の写真)は左甚五郎が彫ったという彫刻。右の金色の柱です。左にも同じようなのがありました。
これは透塀(すきべい)。
格子の向こうが透けて見える塀。
塀の上下には動物や植物が彫刻されています。
ここから寛永寺の五重塔が少しは見えるのですが、今は動物園の中にあるので、入園しないと近くから見ることはできません。残念。
東照宮は神社なのに五重塔があるのはおかしいのだけれど、昔は同じ敷地にあったのが、神仏分離令で別々になり、その後、東京都の管理になり、それで上野動物園の中に入った、ということらしいわ。
それにしても東照宮のあるところに動物園を開設しようとしたのは、誰の考案だったのでしょうね。
ここを歩いていると、江戸時代と現代が隣り合わせで、すごく不思議な感覚でした。
東照宮は牡丹苑としても有名だそうなので、今度は牡丹の咲いている季節に来てみたいと思ったわ。
参考資料
8 件のコメント:
上野まぐりんを楽しく拝見していますよ。
上野というと、動物園や博物館、美術館を連想してしまうけど、それ以外でも楽しいですよね。
下町風俗資料館も行きました。
牡丹の季節に東照宮に行った事がありますが、当時有料だったので、見なかった記憶があります。(笑)
東照宮、今年の一月に冬牡丹を載せたのだけど、ここの牡丹でした。色々な色のボタンがあって見ごたえがありました。
上野はいつもお食事に困って、と美術館に行くことが多いので、韻松亭いいですね、今度行ってみましょう。
えっ?!
上野にも東照宮があるのですか!
ぜーんぜん知りませんでした。
というか私、まーったく歴史に興味がなかったんですよね。
京都に住み始めて、ようやく歴史に目が向くようになったんですよねー。
今度東京に行った時には、上野界隈を散策したいと思います。
こんばんは。お恥ずかしい事に上野に東照宮がある事を知りませんでした。それにしても上野は色々あり、散策したら楽しいでしょうね。大学時代、3・4年の頃は江戸川に住んでいましたので上野は遠くは無かったはずですが、殆ど行った記憶がありません。勿体無い事をしました。住んでいるといつでも行けると思ってしまい、結局行かず仕舞になってしまう事に気づいた事もあり、今は京都を積極的に歩くようにしています。
東京は10年程行っていませんので、久し振りに行きたいとブログを拝見する度に思います。
諏訪ッチさん、ボタン苑の入場料は600円だそうよ。きれいなものを見るには少しはお金を払わないと・・・。
下町風俗資料館にも行ったんですね。あそこは昭和の人間にとっては楽しいでしょ。
トントンのぼたん、そうだったんですか。今、改めて1月のを見ました。すごくきれい。参考資料としてリンクしておきましたよ。私も今度いってみよう。春ぼたんといって4月下旬のころも咲いているみたいね。
shiollyさん、そうなのよ、上野の東照宮ってあまり知られていないわよね。他にも江戸から明治にかけての歴史的な場所がたくさんあって、私も歴史散歩の本を買ってしまいました。京都以上に京都のような場所も多くて、それも驚きだったわ。
日々是写真日和さん、そうですね、住んでいるとなかなか気付かないことがありますよね。私なども何回も上野に出かけても、いつも同じような場所ばかりでしたもの。
上野は緑は多いし、建物もユニークなところですので、上京された時には、是非、足をお運びください。
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