上野かいわいには有名人のおうちが多くあるのだけど、不忍池の付近に、森林太郎つまりかの文豪・森鴎外がかつて住んでいた家というのが保存されていて、今はホテルや料亭になっているというHPを見たので、是非、行ってみたいと思っていたの。
場所は動物園の西園と東園の間をちょっと行ったところ。
ところがね、探し当てたその場所には、昔の家も建っていたのだけど、なんだかキンキラキンの近代的ホテルになってしまって、大衆浴場みたいなのもあるのよ。
ちょっとがっくりしました。
それでも鴎外さんのおうちとお庭だけはよかったので、写真を載せますが、実際に行ったら、「え、こんなはずじゃ~」と思うかもしれないけれどね。
まずは、木の門をくぐります。
下の写真、顔入りの看板、ちょっとわざとらしいわね。
ここの左手に「舞姫」を執筆したというお部屋がありました。
「舞姫」は若い時に読んだけれど、エリスだったっけ?
すごくロマンチックだな、と思いつつ読んだ記憶がありますね。
「雁」とかも好きでしたね。どんな話だか忘れちゃったけど、明治の青年の心情が細かく描かれていたような気がします。
お庭はなかなか素敵でしたよ。
なんとなく、この前、駒場で見た前田侯爵邸というのに似ていますね。
こちらは外から見た風景。
戦前のおうちという感じでいいでしょ。
ところが隣のホテルがダメなのよ。台無しだったわ。
鴎外邸のお隣のホテルにはちょっと幻滅したところもあったけれど、上野はまだまだ見どころがあります。
もう少し続きますので、お付き合いのほどを。
2 件のコメント:
ホテル、蓮見茶屋に行った時、車で通りました。
あれはひどいですねー
まるでおっさん用のサウナです。
絶句したまま通り過ぎましたよ(笑)
ずいぶん色々回られたのですね。
東京に帰ったら、上野巡りの参考にさせて戴きます。
奏楽堂も素敵ですよ。
あー、史子さんもそう思った?
私が行ったときは、どこかの着付け教室の団体さんがいたみたいだけど、あれは興ざめよね。鴎外さんも憤慨しているかもね。
あちこち行ったみたいだけど、午前中だけで楽しめました。
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